私の罪:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
私の罪
私の罪
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私の罪

1931年公開
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「心を汚されし女」でデビューしたタタルラー・バンクヘッドが「夜の天使」「彼女の名誉」のフレドリック・マーチと共演する映画。原作をフレデリック・J・ジャクソンの戯曲に仰いで、「女は真っ平(1931)」と同じくオーウェン・デイヴィスとアデレイド・ヒインブロンが共同で映画劇に改作し、「盗まれた天国」「喰人島征服」のジョージ・アボットが脚色、監督したもので、カメラは「陽気な中尉さん」「盗まれた天国」のジョージ・フォルシーが担任、助演者は新進のスコット・コルク、ナリー・デーヴェンポートその他である。

ストーリー

パナマは世界中のあらゆる人間の屑や流浪者の集まるところである。アメリカの一青年ディック・グレディもその一人だった。彼は以前は立派な弁護士だったが、ふとしたことから落胆して長い間ルンペン生活を送っていた。ある日、彼はある酒場で、そこの歌手カーロッタに会い心ひかれるようになった、彼女にヤクザな夫のもとを逃れて、しがない稼業でその日を送っていたのである。ところが、ある日、彼女の夫が思いがけなく酒場に現れ、彼女が苦心して蓄めたなけなしの金を強奪しようとしたので彼女は怒って夫を射殺してしまった。そして彼女は殺人罪に問われる身となった。けれど、評判の良くない彼女を弁護してやるものは一人もなかった。それを見かねたディックは、同情の余り弁護に立って彼女を無罪にしてやった。それからまもなく彼女はディックの勧めで、アン・トレヴォアと変名してニューヨークへ行き、ある商会に勤めることになった。そして2年の歳月が流れた。ディックは彼女に別れてからというもの、日夜彼女を忘れろことが出来なくなった。やがて、また彼もある日ニューヨークへやって来た。ちょうどその頃カーロッタは家柄のいい実業家ラリー・ゴードンに恋され、結婚を迫られていたが、暗い過去を持つ彼女は真に自分に同情してくれ、理解してくれる人はディックをおいて他にないことを知り、ディックと結婚することになった。

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作品データ

原題
My Sin
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1931年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社