星の流れる果て:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
星の流れる果て
星の流れる果て
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星の流れる果て

1993年1月22日公開
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自分の意志に反して、イランから出国できなくなった平凡なアメリカ人主婦が、娘と共に国外脱出するまでを描いた人間ドラマ。ベティ・マムーディが、自身の実体験を基に、作家ウィリアム・ホッファーと共に執筆した原作を映画化した。現在、ベティは国務省の顧問として、外国で不本意に暮らすアメリカ人女性の救済活動に尽力している。監督はロンドンのナショナル・フィルム・スクール出身で、「バイス・パーサボクとパパの大逆転」(V)のブライアン・ギルバート。製作は「ナイト・アンド・ザ・シティ」のハーリー・J・アフランドとメアリー・ジェーン・アフランド、脚本はテレビ出身のデイヴィッド・W・リンテルズ、撮影は「広告業界で成功する方法」のピーター・ハナン、音楽は「愛がこわれるとき」のジェリー・ゴールドスミスが担当。主演は原作者ベティ役に、「ソープディッシュ」のサリー・フィールド、夫ムーディ役に、ロイヤル・シェイクスピア劇団出身のアルフレッド・モリーナ。

ストーリー

1984年、ミシガン州に住む主婦ベティ(サリー・フィールド)は、イラン人医師の夫ムーディ(アルフレッド・モリーナ)と、一人娘マータブ(シーラ・ローゼンタール)と共に、夫の故郷イランへ旅立つ。首都テヘランは、79年の革命以来、民族意識が高揚し、10年来帰省しなかったムーディにとっても知らない国に変貌していた。イスラム文化や、狂信的なムーディの一族と馴染めず、不安を覚えるベティだが、帰国前日、ムーディが突然、このままイランで暮らそうと言い出す。翌日から軟禁状態同然の身になってしまったベディは、を見てスイス大使館のアメリカ局に駆け込むが、イラン人と結婚した以上、この国の法に従うよう諭される。たとえ離婚しても、マータブを連れて帰国できないというのだ。数ヶ月が過ぎ、親米家の洋服店店主ハッセン(ロシャン・セス)の好意で密出国のルートを紹介されたベティは、たとえ失敗すれば死刑になるとわかっていても、この国を出る注意を固めていた。年が明け、密航の日が1月29日に決まった。そんな折、ベティの父が急病で手術することになり、ムーディはベティに、見舞いを兼ねて帰国し、家を処分してくることを命じた。出国したら2度と子供に会えないと悟ったベティは早速マータブを連れ出し、国境に向けて逃避行に及んだ。ハッセンが手配してくれた家族たちの中に隠れて国境を越え、ベティとマータブは無事脱出に成功するのだった。

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作品データ

原題
Not Without My Daughter
製作年
1990年
製作国
アメリカ
配給
MGM映画=UIP
初公開日
1993年1月22日
製作会社
アフランドプロ作品


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