噂の姫君:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
噂の姫君
噂の姫君
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噂の姫君

1931年公開
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ジュリエット・ウィルバー・トムキンスの原作小説を映画化したもので、脚色及び台詞執筆は「老門人」のジュリエン・ジョセフソンがあたり、「殺人街」「少年世界」のウィリアム・ボーディンが監督した。主なる出演者は「殺人街」「殺人犯横行」のライラ・リー、「近代エロ双紙」「青春の夢(1929)」のベン・ライオン、「友愛天国」「浮気成金」のルイズ・ファゼンダ、「友愛天国」「恋の大分水嶺」のルシアン・リトルフィールド、「ブロードウェイ黄金時代」のジュリア・スウェイン・ゴードン、「女の一生」「我が心の歌(1930)」のエミリー・フィッツローイ、マーサ・マトックス、ヴァージニア・グレイ、「愛する権利(1930)」「戦争と貞操」のオスカー・アッフェルなどの面々で、カメラは「殺人犯横行」「マネキンの夢」のジョン・サイツが担任。

ストーリー

米国オハイオ州のミンデールという平和な町にボイド家という家柄があったが、その一門の娘エレンは十数年前に両親と共にイタリーに赴きその国の公爵デラトーレと結婚し、両親は間もなく死んでしまった。そこでエレン・デラトーレ公爵夫人は宏壮な邸宅を遺産にもらったが、そのままでは暮らしてゆけないので、貴族などと交際したがる観光客から入場料をとって邸を見せてやったり記念写真をとってやったりしたが、これが馬鹿にならぬ収入になったので、ある時故郷に帰って親類達に会おうと思い立った。彼女の知らせによって故郷ではケート叔母さん、ジョー叔父さん等が大歓迎の準備をする。ところが、エレンは約束の日よりも早くミルデール町に着いた。これがそもそも間違いのもとで、エレンが質素な旅行服を着ていたのでひどい近眼のケート伯母さんは、彼女を、その日来ることになっていた品行のよくない裁縫師と思い違ってしまう。エレンはそのまま伯母さんの家で仕立物を手伝っているうちにジョー伯父さんに見つかり、また幼なじみのフィル青年にも発見されることになった。が、3人は内緒にすることに相談一決したが、親しげに離しているところを意地悪のミータ小母さんに見とがめられ、不品行な女は雇うわけにはいかないと言ってエレンは追い出されてしまった。イタリーから公爵夫人となって帰って来る自分を、何も知らずに楽しみに伯母さんが待っていることを知っているエレンは、その夜、公爵夫人の服装もものものしくボイド家を訪れ、大歓迎会に臨んだ。ケティー伯母さんの喜びは一方ではなかった。公会堂で一条の演説を試みた後、引き上げたエレンは昔通りに自分を愛しているフィル青年と親しく語った。フィル青年はいままで町から怠け者のごとくに思われていたが、実は発明に凝っていたのであった。そこでエレンは彼が案出した皿洗い機械を売り出すため、大規模の製造工場を建てるのに力を貸してやった。そして彼と楽しい家庭を営むべく、いったんイタリーへ戻って公爵邸を売り払い、再び故郷へ帰って来て結婚しようと固く約束を交わしたのである。

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作品データ

原題
Misbehaving Ladies
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
W・B・F・N支社
初公開日
1931年
製作会社
ファースト・ナショナル映画


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