クロッシング・ガード:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
クロッシング・ガード
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クロッシング・ガード

1996年11月9日公開、111分、恋愛/サスペンス・ミステリー
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交通事故で愛する娘を失った男と、その罪で6年間服役した男が、それぞれ憎悪と罪悪感を抱えたまま対峙し、魂の決着をつけるまでの3日間を、サスペンスフルに描いた人間ドラマ。監督・脚本は「デッドマン・ウォーキング」の俳優ショーン・ペンで、「インディアン・ランナー」に続く監督第2作。タイトルは交差点で人々を誘導する係のことで、人が生きていく道のりでは進むべき道は誰も教えてくれず答えを出すのは本人だ、というところからきている。製作は、ペンと「インディアン・ランナー」のライン・プロデューサーだったデイヴィッド・S・ハンバーガーの共同。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ロマンスに部屋貸します」のボブ・ウェインスタインとハーヴェイ・ウェインスタイン、リチャード・N・グラッドスタイン。撮影は「暗殺者」のヴィルモス・ジグモンド、音楽は「ブルースカイ」のジャック・ニッチェで、ブルース・スプリングスティーンが盟友ペンのために書き下ろした主題歌『MISSING』が胸を打つ。美術のマイケル・ホーラー、編集のジェイ・キャシディは「インディアン・ランナー」に続いての参加。主演は「ウルフ」のジャック・ニコルソンと「インディアン・ランナー」「12モンキーズ」のデイヴィッド・モース。共演は、かつてニコルソンの実生活のパートナーだった「マンハッタン殺人ミステリー」のアンジェリカ・ヒューストン、ペンの元妻で「フォレスト・ガンプ 一期一会」のロビン・ライト、ロックグループ〈ザ・バンド〉のリーダーだったロビー・ロバートソン、「キャリー」のパイパー・ローリー、日本から単独参加した「キッズ・リターン」の石橋凌ほか。

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ストーリー

小さな女の子が交通事故で命を落とした。事故を起こした男、ジョン(デイヴィッド・モース)は6年の刑期を終えてその日、出所した。父(リチャード・ブラッドフォード)や母(パイパー・ローリー)は温かく迎えてくれるが、彼の心の傷は深く刻まれたままだ。一方、最愛の娘エミリーを失った父親のフレディ(ジャック・ニコルソン)は、絶望から立ち直れぬまま、場末のストリップ・バーに入り浸り、堕落した日々を送っている。現実を直視しないフレディの弱さに、妻のメアリー(アンジェリカ・ヒューストン)は二人の息子を連れて彼の元を去り、ロジャー(ロビー・ロバートソン)と再婚した。メアリーは愛する者を事故で失った人が集うセミナーで、兄を亡くしたという男(ジョン・サヴェージ)の訴えに心を打たれる。娘を奪ったジョンへの殺意だけが、フレディを辛うじて支えていた。ストリッパーのミア(カリ・ウーラー)とベッドを共にして朝を迎えたジョンは、6年間待ち続けたその日、フレディはジョンに銃口を向けるが、皮肉な偶然から未遂に終わった。「僕は逃げない。だから、あんたも本当に殺したいのかどうか考えてくれ」と言うジョンに、「3日後に来る」という殺人予告を残して、フレディは去った。1日目。彼はカレンダーの「その日」を赤い枠で囲み、過ぎた日を×印で消していく。ジョンは、出所祝いのパーティーで若い女性アーティストのジョジョ(ロビン・ライト)と知り合い、心ひかれる。2日目。ジョンはエミリーの墓参り向かい、そこでメアリーと息子たちの姿を見た彼は、花束を置いてそっと立ち去る。フレディは今夜もストリップ・バーに行き、ダンサーのヴェルナ(プリシラ・バーンズ)と寝た。ジョンはジョジョと過ごし、彼女は愛で彼を包もうとするが、彼の心は未だに罪悪感で占められている。3日目。悪夢に目が覚めたフレディの電話の切実さに打たれたメアリーは彼と会うが、フレディは「馬鹿なことはやめて」と言う彼女の言葉にも耳を貸さない。いよいよ決行しようと、ジョンの家へ向かったフレディは、途中、飲酒運転で警官に逮捕されそうになり、銃を掴んでその場を逃げた。ヘリコプターまで動員した捜索の輪をくぐってやって来たフレディと対峙し、ライフルを構えるジョン。しかし、彼はライフルを置いて走りだし、フレディも後を追う。バスに乗りて降り、また走る2人。気がつくと、そこはエミリーが眠る墓地だった。墓石に「パパを救ってやってくれ」と話しかけるジョン。その時、フレディはジョンに手を伸ばし、「許してくれ」と言った。静かに夜が開けていく。

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作品データ

原題
The Crossing Guard
製作年
1995年
製作国
アメリカ
配給
東北新社
初公開日
1996年11月9日
上映時間
111分
製作会社
ミラマックス・フィルムズ
ジャンル
恋愛サスペンス・ミステリー


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