ジョン・キャンディの大進撃:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ジョン・キャンディの大進撃
ジョン・キャンディの大進撃
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ジョン・キャンディの大進撃

1996年7月27日公開、戦争
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人気取りのためカナダと戦争を始めようとする米国政府首脳陣と、乗せられてカナダへ進撃してしまうお調子者の狂騒を描いたブラック・コメディ。主演は94年4月に死去した巨漢コメディアン、ジョン・キャンディで、彼の遺作となった「ビッグ・ランニング」(94)以前に製作されたが、公開は本作が後になった。監督・脚本は「ロジャー&ミー」のマイケル・ムーア。製作はムーア、デイヴィッド・ブラウン、ロン・ロソルツ、エグゼクティヴ・プロデューサーはフレディー・ディーマンと「マングラー」のシガージョン・サイバッソン。撮影は「狼たちの街」の名手ハスケル・ウェクスラー、音楽は「フランキー・スターライト 世界で一番素敵な恋」のエルマー・バーンスタインと彼の息子ピーター・バーンスタインのコンビ、美術は「戦慄の絆」などのキャロル・スピアー、編集はウェンディ・スタンズラーとマイケル・バレンバウム、衣裳はキャスリーン・グリンがそれぞれ担当。共演は「マンハッタン殺人ミステリー」のアラン・アルダほか。またキャンディの旧友ダン・エイクロイドが特別出演。

ストーリー

不況な軍需産業の町、ナイアガラ。保安官ブーマー(ジョン・キャンディ)は、恋人で口の悪い助手ハニー(リア・パールマン)と一人50ドルもらえるナイアガラ瀑布に飛び込む自殺者の遺体回収に精を出す毎日。合衆国大統領(アラン・アルダ)が、米国の闇将軍ハッカー(G・D・スプラドリン)の軍需工場へ遊説にやってきた。演説中、自殺狂の工員でブーマーに救われたばかりのロイ・ボーイ(ケヴィン・J・オコナー)は間違えて大安売りで買ったミサイルを発射。大統領を巨体の下敷きにして助けたのはブーマーだった。再選を控えて大統領は人気回復のため、冷戦よもう一度!とロシア大統領と会談するがあちらは貧乏暇なしとけんもほろろ。敵がいないなら宇宙人と戦争か?! その矢先。アメリカとカナダのアイスホッケーの試合中、「カナダのビールはまずい!」と野次ったブーマーの一言でファンが乱闘。それを偶然目にした側近で安全保障顧問スチュアート(ケヴィン・ポラック)はこれだ!とひらめく。礼儀正しく人がいいカナダに戦争を仕掛けるのだ!ハッカーとの黒いつながりも利用して、彼は大統領を説得、マスコミを操って反カナダの一大キャンペーンを開始。お調子者のブーマーはたまらず、ハニーとロイらを誘って義勇軍を結成し、勝手にカナダに侵入!森林にゴミを散らかしていざ凱旋……ところがハニーが置き去りに。ブーマーらは再度カナダに乗り込み、勝手に首都と信じ込んでいるトロント(本当はオタワ)にいざ進撃。さて、何とハッカーが秘密兵器をカナダに勝手に仕掛けて作動させたことが分かったからさあ大変。事態は人類滅亡のシナリオへと変わった。スチュアートと仲間割れした彼は大統領執務机に墜落して死んでしまい、頼みは潜入させた特殊部隊のみ。一方、ハニーは難なく脱出して、トロントの名物タワーを占拠、気勢をあげていたが、そこへブーマーらが助けに来た。わけが分からないのが特殊部隊。結局世界を救ったのは、ハッカーの兵器を見つけて破壊したハニーだった。かくしてお調子者たちは無事帰還。大統領たちは?保守化の波は何とイラン・コントラのノース中佐を大統領に選んでしまったとさ……。

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作品データ

原題
Canadian Bacon
製作年
1994年
製作国
アメリカ
配給
日本ビクター
初公開日
1996年7月27日
製作会社
プロパガンダ・フィルムズ=デイヴィッド・ブラウン=マーヴェリック・ピクチャー・カンパニー=
ジャンル
戦争


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