ツイスターのレビュー・感想・ネタバレ・評価|MOVIE WALKER PRESS
MENU

ツイスターのレビュー・感想・ネタバレ・評価

1996年7月6日公開,113分

ユーザーレビュー

3.0
  • rikoriko2255

    フジ三太郎

    3.0
    2020/5/4

    脚本にマイケル・クライトンが夫婦で参加。クライトンと言えば、古の「ウエストワールド」(ロボット遊園地反乱)を自ら換骨奪胎した「ジュラシックパーク」(恐竜遊園地反乱)で、すっかりスピルバーグ組になった感あり。本作は製作アンブリン・ピクチャーズ、エグゼクティブ・プロデューサーにスピルバーグ。監督は「スピード」のヤン・デ・ボン。
    正直、竜巻なんて難しいものをよく映画化したと感心。
    だが、よくも悪くも、竜巻と人間ドラマがかみ合わない。普通にパニック映画として撮ればいいのを、純粋な研究者、研究をビジネスにしようとする悪者たちの戦いにしている。これにヒロインのヘレン・ハントと、別居中の夫ビル・パクストン(「タイタニック」ではひげ面で誰だか分からない)の愛情物語や、竜巻現場までのこのこついて来た、パクストンの婚約者の精神科女医が絡む三角関係と、盛りだくさん。これをカメラマン(「ダイ・ハード」)出身のヤン・デ・ボンが上手く料理出来る訳がない。
    映画はかなりの薄味で、例によって、スピルバーグの趣味を前面に出した、「オズの魔法使い」から名付けた「ドロシー」号を使った竜巻予報が上手く行くかが焦点となる。CGによる竜巻がそれほど迫力がなく、1人気を吐く、ヘレン・ハントの熱演により、何とか最後まで見続けていられる。
    ハントのフィルモグラフィーを見ると、古くは1977「ジェット・ローラー・コースター」にも出演!ジェットコースターに爆弾を仕掛けるサスペンス物で、乾いたタッチで面白かった覚えがある。
    本作後、2000年を境に、特にジャック・ニコルソン共演の「恋愛小説家」でオスカー受賞以降は、ぐんと引き合いが増える。「ハート・オブ・ウーマン」や「スコルピオンの恋まじない」と言った、人間臭いドラマで活きる女優である。本作も確かに人間臭い部分はあるが、竜巻を観測・予報したら何が凄いのか?が最後までピンと来ない、消化不良な作品。
    正直監督のヤン・デ・ボンには荷が重い。また、企画自体、無理があったと思う。

    違反報告
1/1