シュリンジ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
シュリンジ
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1994年10月22日公開、ホラー/アクション
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特殊な液体を注射され、狼男へと変貌を遂げた刑事の苦悩と戦いを描く、異色のホラー・アクション。従来の狼男映画にない斬新な解釈や発想と、スタイリッシュなアクション演出が特徴。監督は「ワックス・ワーク」「サンダウン」のアンソニー・ヒコックス。脚本は「ビルとテッドの大冒険」「同・地獄旅行」のリチャード・クリスチャン・マシスン(エグゼクティヴ・プロデューサー補も兼任)と、マイケル・リーヴスの共同。製作はピーター・エイブラムスとロバート・レヴィー。撮影は「山猫は眠らない」のサンディ・シセル、音楽も同作のゲイリー・チャン。特殊メイクは「ダークマン」のトニー・ガードナーが担当。出演は「ガンメン」「黒豹のバラード」のマリオ・ヴァン・ピーブルズ、「ブロンドの標的」のパッツィ・ケンジット、「ネクロノミカン」のブルース・ペイン、「ハーヴェスト」のアンソニー・ジョン・デニソンら。

ストーリー

ロサンゼルス市警の敏腕刑事マックス(マリオ・ヴァン・ピーブルズ)と相棒のジム(アンソニー・ジョン・デニソン)がディスコでストリート・ギャングと撃ち合った際、ジムは瀕死の重症を負う。ところが、翌日、何事もなかったように現場に復帰した彼は、人間離れした跳躍力と不死身の肉体を持つ超人となっていた。パートナーの急激な変化に戸惑うマックスは、次第に妻との仲もうまくいかなくなる。精神的な行き詰まりを感じた彼は、ガルー(ブルース・ペイン)という警官専門のカウンセラーに呼び出され、彼のグループへの加入を勧められる。そんな折り、ジムが彼の眼前で銃をくわえて自殺を遂げ、遺体からは銀の銃弾が検出された。ガルーのオフィスを訪れた彼は、ガルーがエリート警察官たちを独自に組織した秘密工作隊で、凶悪事件に対処しようとしていることを知る。隊員たちは一様に″黄色い液体″を注入していた。麻薬組織を相手に戦う隊員たちの顔は変貌し、長く延びた爪を有していた。メンバーの一員で謎めいた美女ケイシー(パッツィ・ケンジット)によって液体を注入されたマックスは、自分が不死身の肉体を手に入れたことが分かった。ガルーのチームはもはや、軍隊のようだった。そんな時、隊員のひとりが液体の副作用のためか、急速に変貌を遂げたことを知る。ガルーに不信感を抱いた彼は、やがて液体がガルーの体であることを突き止める。皆既月食の夜、ガルーはマックスに、驚くべき事実を告げる。彼はかつて外国からやって来た狼人間であり、自由の国アメリカの役に立ちたいと願った彼は、特殊部隊を組織することでこの国の暴力犯罪を撲滅しようとしたのだった。しかし、そのやり方に反発を覚えるマックスは、彼の胸に銀の弾丸を打ち込むが、月食の力を得たガルーは不死身だった。マックスは、ついに巨大な正体を現わしたガルーを死闘の末に倒す。ガルーは死の間際に自分の血と意志を継いでくれと彼に頼み、マックスもこれを受け入れて狼人間となる。だが、ガルーのように暴力には暴力で向かうことはなかった。

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作品データ

原題
Full Eclipse
製作年
1993年
製作国
アメリカ
配給
アスク講談社=ギャガ
初公開日
1994年10月22日
製作会社
オデッセイ・エンターテインメント(HBOピクチャーズ提供)
ジャンル
ホラーアクション


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