ヴォルガの舟唄:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ヴォルガの舟唄
ヴォルガの舟唄
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ヴォルガの舟唄

1926年公開
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「昨日への道」に次いで製作されたセシル・B・デミル氏監督作品で、コンラッド・ベルコヴイチ氏作の物語をレノア・J・カツフイー女史が脚色したもの。主役は「昨日への道」「最後の戦線」等出演のウィリアム・ボイド氏が勤め、「肉に飢えたる野獣」出演のエリノア・フェアー嬢と「霊魂の叫び」「勝利者(1925)」出演のヴィクター・ヴァルコニ氏とが共演しセオドア・コスロフ氏、ジュリア・フェイ嬢、ロバート・エデイソン氏等が助演している。

ストーリー

露国貴族として由緒深い奮家で金満家のニキタ・サクチコフ公爵の美しい令嬢ヴェラは許婚の近衛士官ディミトリ・オルロフ公爵と共にヴォルガ河畔を自動車旅行していた。韃靼人のキャンプに来合わせた時ディミトリは運勢判断をして貰った。その折ヴォルガの船唄を歌いながら船曳きの人々がやってきた。船人のなかには若く美しいフェオドルという美青年がいて、ヴェラは彼に非常に心を惹かれた。フェオドルは水桶を空けながらディミトリの長靴に水をかけた。ディミトリは彼に拭けと要求したが、拒絶したので鞭打たしめた。ヴェラは駆け寄ってかわんとしたがフェオドルは彼女を追い退け甘んじて頬に鞭を受けた。ディミトリ等が立ち去ったあと、占術者のマリウシヤはフェオドルを慰めんとしたが彼は彼女をも退け、船人たちと共に去った。マリウシヤには聾唖者の鍛冶屋、テフアンが恋していたが彼女はそれを受け入れなかった。革命が起こり、ニキタ公爵の城が荒らされた時召使の1人が闖入者の1人を殺した。その代償としてヴェラが血祭りにあげられることになった。隊長格のフェオドルは自ら彼女を殺すと宣言し人々を退出させた。しかし2人きりになった時彼は彼女を射殺しなかった。そして赤葡萄酒を彼女にふりかけ空中に向かって発砲した。人々が戻った時ヴェラは死を装って倒れていたが、マリウシヤが狂言を発見した。フェオドルはヴェラを抱いて逃れとある宿屋に至るや、彼は彼女を己が妻と宣言した。ところがその宿屋は白軍に占領されヴェラは酒席に侍べらせられた。白軍司令官のディミトリ公爵は驚き、ヴェラとフェオドルとが夫婦と聞いて翌晩にはフェオドルを射殺するべきことを命じた。2人は共に愛をしばらく共に死ぬことを覚悟したが幸軍が逆襲したために助けられた。そして革命裁判所に於いて2人ははヴェラとディミトリの助命を願った。革命に左右するか追放かといわれた時、ディミトリは追放をえらんだがヴェラは革命に加わってフェオドルと相抱いた。

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作品データ

原題
The Volga Boatman
製作年
1926年
製作国
アメリカ
配給
欧米映画社
初公開日
1926年
製作会社
ビー・デイー・シー映画


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