インドへの道:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
インドへの道
インドへの道
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インドへの道

1985年8月3日公開
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インドに旅した英国娘を通し、異民族文化同士の出会いと摩擦を描く。製作はジョン・ブラボーンとリチャード・グッドウィン、監督・脚色・編集は「ライアンの娘」以来14年ぶりのデイヴィッド・リーン、原作はE・M・フォースター(筑摩書房刊/この小説に基づくサンサ・ラマ・ルウ脚色の舞台もベースとなっている)、撮影はアーネスト・デイ、音楽はモーリス・ジャールがそれぞれ担当。出演はジュディ・デイヴィス、ヴィクター・バナルジ、ペギー・アシュクロフト、ジェームズ・フォックス、アレック・ギネス、ナイジェル・ヘイヴァースなど。

ストーリー

第一次大戦後の英国の植民地インドのチャンドラボアへ、英国娘アデラ(ジュディ・デイヴィス)は婚約者ロニー(ナイジェル・ヘイヴァース)を訪ねた。彼は治安判事で、アデラの同行者ムーア夫人(ペギー・アシュクロフト)は彼の母だ。東洋の神秘に期待したアデラとムーア夫人は、英国人の優越意識と、それを憎悪するインド人の対立感情の存在を知るのだが、インド人医師アジズ(ヴィクター・バナルジ)やインド人哲学者ゴッドボール(アレック・ギネス)、英国人教授フィールディング(ジェームズ・フォックス)と知り合い、数日後、アデラらはアジズの誘いで、マラバー洞窟へ行く。小さな叫びも不気味な大反響音となる洞窟。ムーア夫人ら一行を残し、アジズとアデラはさらに山頂の別の洞窟へ向かい、一人で洞窟に入ったアデラは、はぐれてしまったアジズの声にわけの分らぬ恐怖にかられ、急に一人で走って下山した。一方、彼女を見失ったアジズは、ムーア夫人らの待つ所へ下り、後から着いたフィールディングらと急拠チャンドラボアへ戻るが、アジズは駅で逮捕される。理由はアデラに暴行したとのことで彼女を山で助けたカレンダー夫人(アン・ファーバンク)が告訴し、アデラも同意したからだ。フィールディングの抗議も空しく、裁判は始まり、インド人の反英感情は高まる。アジズに有利な証言をされてはと、息子に帰国をすすめられたムーア夫人は帰路洋上で死亡。だが、証言台で、アデラはアジズの無罪を認め告訴を取り下げた。彼女の勇気に感じ入るフィールディングはいったん帰国するが、数年後、ムーア夫人の娘で新妻ステラ(サンドラ・ホッヅ)と共に、ヒマラヤ近くの田舎町で開業医となったアジズと再会する。新妻がアデラだと思っていたアジズはフィールディングへの心のしこりも消え、後日、英国にいるアデラに手紙を書いた。「正直に証言した貴女の勇気に感謝するのに、長い時間がかかった」と--。

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作品データ

原題
A Passage To India
製作年
1984年
製作国
イギリス
配給
松竹富士
初公開日
1985年8月3日
製作会社
ジョン・ブラボーン=リチャード・グッドウィン・プロ


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