坊やの人形:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
坊やの人形
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坊やの人形

1984年10月18日公開、108分
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60年代前半の台湾を舞台に必死に生活を送る人々の姿を描く。「坊やの人形」「シャオチの帽子」「りんごの味」の三部作で構成されている。製作はミン・ジー(明驥)、監督は「坊やの人形」はホウ・シャオシェン(侯孝賢)、「シャオチの帽子」はソン・ジュアンシャン(曽壮祥)、「りんごの味」はワン・レン(萬仁)。脚本はウー・ニェンジェン(呉念眞)、原作はホワン・チュンミン(黄春明)の『さよなら・再見』(文遊社)。編集はリャオ・チンソン(廖慶松)が担当。出演は「坊やの人形」はチェン・ボージョン(陳博正)、ヤン・リーイン(楊麗音)、ゾン・グオフォン(曽国峯)、「シャオチの帽子」はジン・ディン(金鼎)、ファン・ディンタイ(方定台)、チェン・チー、「りんごの味」はジュオ・シャンリー(卓勝利)、ジャン・シャー(江霞)など。

ストーリー

〈坊やの人形〉貧しい若夫婦コンチ(チェン・ボージョン)とアズー(ヤン・リーイン)に、やがて赤ん坊が生まれようとしていた。しかし、生活が安定していないまま産むのは不安だ。雑誌で知った映画館のサンドイッチマンの仕事にやっと就いたコンチ。やがて二人の間に赤ん坊が生まれた。アズーは他の家の洗濯をして生計を助けるが、コンチはある日、もう少しまともな仕事を探そうとサンドイッチマンをやめた。ところが化粧を落とした父の顔を知らない坊やは父とわからないのだった。 〈シャオチの帽子〉他に仕事がなく日本製の圧力鍋のセールスの仕事に就いた青年たちは、危険きわまりないと思いながら、その仕事を続けるより他に仕方がない。身重の妻を台北に置いてきたことを悔いる者、料理実践中にケガをする者などが出てきた。しかも、短時間で料理ができるということの必要性のない人々相手ではらちがあかない。皆はやる気をなくした。 〈りんごの味〉駐留米軍の車にひかれたア・ファ(ジュオ・シャンリー)は米軍の病院に収容された。妻のア・クィ(ジャン・シャー)は、子供たちを連れて面会に行こうしていた。ア・クィは、明日以後の生活を思うと不安で仕方ない。しかし、病院で、彼らは莫大な補償金を渡されるのだった。

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作品データ

原題
兒子的大玩具
製作年
1983年
製作国
台湾
配給
ぶな企画
初公開日
1984年10月18日
上映時間
108分
製作会社
中央電影公司


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