愛よもう一度:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
愛よもう一度
愛よもう一度
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愛よもう一度

1977年5月21日公開
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暗い獄窓に不毛の歳月を数えた一女性の出獄後の第二の人生に賭ける生きざまを描く。製作・監督・脚本は「男と女の詩」のクロード・ルルーシュ、撮影はジャック・ルフランソワ、音楽はフランシス・レイが各々担当。出演はカトリーヌ・ドヌーヴ、アヌーク・エーメ、ジャン・ジャック・ブリオ、ニエル・アレストラップ、コレット・ボードなど。

ストーリー

南フランスの小さな町。今、一人の女が刑務所を立ち去ろうとしていた。後ろ姿に歳月の重みを感じさせる女--カトリーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)、三十五歳。獄中に青春を埋没させた悲しみは、濃い化粧の下に隠せない。タクシーをひろったカトリーヌはエクス・アンプロバンスに向かった。国立孤児院にいる一人息子シモン(ジャン・ジャック・ブリオ)に会うためだ。院長の配慮で十五年ぶりに再会することのできたシモンは、逞しく成長していた。感動で胸一杯のカトリーヌ。十六年前、彼女はタイピストとしてある会社に勤めていた。だが、ある日下心を持った重役に食事に誘われ、彼の術中にはまってしまう。それに激怒した彼女の恋人アンリ(ニエル・アレストラップ)は、その重役ともみあい殺してしまう。呆然と立ちつくすアンリとカトリーヌ。男は殺人で無期重労働、女は証拠いん滅で二十年の重刑。だが、弁護士の努力で彼女は十六年の刑となった。が、アンリは自殺してしまった。カトリーヌは同房のサラ(アヌーク・エーメ)と知り合ったことで、一大決心をする。出獄後の第二の人生のため、子供を残しておこうとしたのだ。刑務所病院の看護人を誘惑して、目的を果たすカトリーヌ。こうして、シモンは生まれ、孤児院に引き取られたのだった。夢にまで見たシモンとの再会後、カトリーヌは職を捜すがうまくゆかず、アンリの母のリュシェンヌ(コレット・ボード)を訪ねる。二人は感激の抱擁をした。今や何の関係もない二人だったが、リュシェンヌは、自分の店をカトリーヌに手伝ってもらい、シモンを呼んでいっしょに暮そうと提案する。夏休み、カトリーヌはシモンとバカンスを楽しんだ。彼女を年上の異性と意識するシモンは、彼女の唇を奪うが、やがて母と知ると彼はカトリーヌの胸に飛び込んでいった。そして、店を経営しはじめたカトリーヌのもとへ、サラが訪ねてくる。シモンは学校の先生を母に紹介し、彼自身はサラに好意を持ち出した。数日後、アルプスの白銀にたわむれるこれら愛し合う四人の姿があった。

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作品データ

原題
Si C'etait A Refaire
製作年
1976年
製作国
フランス
配給
ユナイト
初公開日
1977年5月21日
製作会社
フィルム13


[c]キネマ旬報社