渚の果てにこの愛を:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
渚の果てにこの愛を
渚の果てにこの愛を
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渚の果てにこの愛を

1971年6月19日公開、95分、恋愛/サスペンス・ミステリー
R15+
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素晴らしい風光の中に展開する灼熱の恋とサスペンス……。監督は「恋するガリア」「太陽のサレーヌ」「パリ大捜査網」などのジョルジュ・ロートネル。モーリス・キュリーの原作をジョルジュ・ロートネル、パスカル・ジャルダン、ジャック・ミラー、シャルル・ドラが共同脚色、撮影は「パリ大捜査網」のモーリス・フェルー、音楽をクリストフとクリニックが各々担当。出演は「栄光への戦い」のミムジー・ファーマー、女優ジェニファー・ジョーズと故ロバート・ウォーカーを両親とする「真昼の逃亡者」のロバート・ウォーカー、「バスタード」のリタ・ヘイワース「渇いた太陽」「奴らを高く吊るせ!」のエド・ベグリー、「大強盗団」のソフィー・アルディなど。

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ストーリー

照りつける太陽にいためつけられ、暑さにのどを渇ききらせてジョナス(R・ウォーカー)は、サリーナに通ずる道を歩いていた。その時、彼の目の前に一軒の家が、小さな旅館が姿を現わした。ジョナスは、ユーカリ樹の木蔭にかけこむとそこにポンプのついた井戸を発見した。彼が井戸のポンプを押してのどの渇きをいやしていた時、マラ(R・ヘイワース)という名前の女が姿を現わし、ひどく興奮して引きつらせた頬を彼に近づけてきた。彼女は彼を両腕で抱きしめると、「私の可愛い……息子よ……」と叫びだした。突然の出来事に面くらったジョナスは、ただ呆然とするのみであった。彼女は、自分の家の前を通りかかる若い男を見るたびに、四年前に行方不明となったままの自分の息子ロッキーが戻ってきたと思いこんでしまうのである。そこで、ジョナスはマラの思い違いを利用してここで暫く休息してやろうと決心する。しかし、三日日になって事態は悪化し始めた。マラはジョナスが眠っている部屋に入ってきて、彼を揺り起こし、「お前の妹がそこにきているから、抱擁してやりなさい」と伝えた。ジョナスは不安な気持にとらわれながらも、この旅館のホールへと降りて行った。ホールの中に立っている若い娘ビリー(M・ファーマー)の唇にいたずらっぽい微笑みが浮んだ。「今日は、ロッキー兄さん!」と、彼女は話しかけた。ジョナスは唖然としていたが、マラたちは満足そうな様子を示していた。こういった或る日、二人の若者たちは再び会うすべを知った。ビリーはジョナスを海辺につれだし、二人はお互いの過去を話しあったり、快楽にふけった。二人は真裸になり、無邪気気な子供のように水浴を楽しんだ。ジョナスはうっとりさせられるようなものを感ずると共に何か気づまりなものが残った。彼はこういったことをしたことがなかったからである……。少しずつジョナスは自分をロッキーだと思いこむようになってきた。しかし、やがてジョナスは、ロッキーがウォーレン(E・ベグリー)の娘リンダ(S・アルディー)の恋人であったことを知った。そこで彼は彼女に会うべくサリーナへ出かけて行った。しかし、リンダはジョナスを認めることができなかった。つまり、彼はロッキーに似ていなかったのである。だとすると、ジョナスを取り巻いている人たちが彼に対してどんな芝居を仕くんだのであろうか?彼はビリーにいろいろと問いただした。二人の間にさまざまな悶着があった後で、ビリーは、ロッキーがリンダと出かける準備をしていた時、嫉妬のあまり彼を殺したのであることをジョナスに打ちあけた。この告白をしたあと、彼女はジョナスの求めを拒んだ。というのは、彼女がジョナスの姿を通して愛し続けていたのはロッキーだったからである。怒りと嫉妬に我を失ったジョナスはビリーにつかみかかった。そして意外な惨劇が展開されたのだった。

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作品データ

原題
La Route de Salina
映倫区分
R15+
製作年
1970年
製作国
フランス
配給
現代映画
初公開日
1971年6月19日
上映時間
95分
製作会社
レ・フィルム・コロナ
ジャンル
恋愛サスペンス・ミステリー


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