哀愁のモンテカルロ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
哀愁のモンテカルロ
哀愁のモンテカルロ
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哀愁のモンテカルロ

1953年1月15日公開、90分
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ステファン・ツヴァイクの小説『ある女の二四時間』(Vier und Zwanzig Stunden aus dem Leben einer Frau)をウォレン・チェサム・ストロードが脚色し、「印度の放浪児」のヴィクター・サヴィルが監督したアイヴァン・フォクスウェル製作の一九五二年度色彩恋愛心理劇。「ホフマン物語」のクリストファー・チャリスが撮影し、音楽監督は「銀の靴」のルイス・レヴィ。「ベルリン特急」のマール・オベロンと「命ある限り」のリチャード・トッドが主演し、これを助けて「蛇の穴」のレオ・ゲン、「夜霧の都」のスティーブン・マレイ、ジョーン・ダウリングなどが出る。

ストーリー

南仏、地中海に面したアンチィブの港にヨットが碇泊している。持主は高名な作家ロバート・スターリング(レオ・ゲン)。彼が行きつけの料理屋へ行くとそこの主人の許婚が数時間前に来た客と駈落ちしたので、主人は狼狽し、客たちはその議論に花を咲かせていた。小説家は「一目惚れ」のありうることを主張し、こんな話をする。--スターリングはモンテカルロにいた。彼の船には、夫を自動車事故で失い、悲しみのまだ醒めぬリンダ(マール・オベロン)という未亡人が彼に誘われて乗っていた。ある宵カジノを訪れたリンダは賭博に熱中している一青年(リチャード・トッド)に心を惹かれた。青年は席を立った。負けて一文なしになったのである。後を追ったリンダは自殺しようとする彼を止め、事情をきいた。そして今後絶対賭博をせぬことを条件に賭博で失っただけの金を彼に与えた。彼女は青年を愛していることに気づいた。青年も巴里に同行しようとしきりにいうので彼女は遂に将来を彼に委ねようと決心したが、青年が巴里行の切符を買いにいっている間に思いなおして船にかえってしまった。しかし、列車の発車時刻が近づくにつれ、理性を失ったリンダはスターリングの忠告をよそに駅にかけつけた。汽車は発った後だった。呆然とリンダが想い出のカジノに這入ると、青年がいた。先夜と変って優勢をつづける彼は彼女に見向きもしない。絶望したリンダが崩折れようとした時、彼女を支えた腕はスターリングのそれであった。--話が終った時、スターリング夫人が入ってきた。併し誰も彼女がこの物語のリンダとは気づかない。

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作品データ

原題
24 Hours of A Woman's Life
製作年
1952年
製作国
イギリス
配給
BCFC=NCC
初公開日
1953年1月15日
上映時間
90分
製作会社
アソシエイテッド・ブリティッシュ


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