浮気は巴里で(1953):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
浮気は巴里で(1953)
浮気は巴里で(1953)
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浮気は巴里で(1953)

1954年6月15日公開
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「スペードの女王」のアナトール・デ・グルンワルトの脚本・製作になるユーモア・スケッチ。監督はゴードン・パリイ。撮影は「情炎の島」のゴードン・ラング。装置はフランスのジョルジュ・ヴァケヴィッチ(「双頭の鷲」)、作曲もフランスのジョゼフ・コスマ(「愛人ジュリエット」)で、ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ演奏指揮はミューア・マシーソンである。出演者は「二つの世界の男」のクレア・ブルーム、「肉体の冠」のクロード・ドーファン、「乱闘街」のアラステア・シム、「卑怯者」のロナルド・シャイナー、「ノーマンのデパート騒動」のマーガレット・ラザフォード、「ロミオとジュリエット(1954)」のローレンス・ハーヴェイ、その他メラ・レーン(「デカメロン夜話」)、ジェームズ・コープランド、ギャビィ・ブリュイエール(「快楽」)、モニーク・ジェラール(「神々の王国」)らが助演している。

ストーリー

週末のパリ行きBEA機の乗客中には--会議出席の外交官サー・ノーマン(アラステア・シム)、海兵隊軍楽隊、なかでも人気者の大鼓手ディッキー(ロナルド・シャイナー)、陽気な船長ジョージ(ジミー・エドワーズ)、キルト姿の店員アンディ(ジェームズ・コープランド)、若いお嬢さんスーザン(クレア・ブルーム)、アメリカ娘のグロリア(メラ・レーン)、素人画家のグラディスばあさん(マーガレット・ラザフォード)--の七人がいた。パリ飛行場につくとスーザンはたちまち有閑紳士マクス(クロード・ドーファン)にひっかかった。船長は行きつけの英国式バアにかけつけた。グロリアはホテルにつきパトロンがおくれるとの電話に、ボーイ(ローレンス・ハーヴェイ)相手に恋愛遊戯を始めた。スーザンはマクスの案内でナイトクラブに遊び、軍楽隊員はみな貧乏なので一同の金をあつめ、賭に勝ったディッキーが遊ぶこととなった。彼はジョゼット(ギャビー・ブリュイエール)と知りあったが、彼女は戦争未亡人だったので、そっと金を置いて去った。アンディはお針子レエモンド(モニーク・ジェラール)が好きになったが、誤解からいざこざ。会議ではソ連代表がノーの連発でサー・ノーマンは大弱り。だがひょんなことでソ連代表とロシア風キャバレエに出かけ、酔うにつれてお互にうちとけ、ソ連代表は議定書にイエスと書いた。グラディスばあさんは思いがけなく自分の絵が売れてモナリザの写しを買った。スーザンはなかなかマクスになびかなかったが、窓下の軍楽隊参列の除幕式ですっかりロマンチックな気分になってしまった。こうして楽しいパリの週末旅行は終った。一同はそれぞれの想い出を胸に、ロンドンへ帰って行った。

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作品データ

原題
Innocents in Paris
製作年
1953年
製作国
イギリス
配給
BCFC=NCC
初公開日
1954年6月15日
製作会社
ロミュラス


[c]キネマ旬報社