肉体の誘惑(1947):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
肉体の誘惑(1947)
肉体の誘惑(1947)
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肉体の誘惑(1947)

1954年12月14日公開
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「空征かば」のゴッフレード・アレッサンドリーニが一九四七年に監督した愛慾ドラマで、ニーノ・ノヴァレーゼが脚本を書いた。撮影はピエロ・ポルタルーピとレナート・デル・フラーテ、音楽はフランコ・カサヴォーラの担当。出演者は「子供たちは見ている」のイザ・ポーラ、「雲の中の散歩」のアドリアーナ・ベネッティ、「愛の泉」のロッサノ・ブラッツィ、「O・K・ネロ」のジーノ・チェルヴィ、「紅薔薇は山に散る」のウンベルト・スパダーロなどである。

ストーリー

ロマーナの片田舎に住む農場主オレステ(ジーノ・チェルヴィ)は妻に先立たれていたが、最近街で知りあったクララ(イザ・ポーラ)と再婚した。少し頭の足りない厩番のロッコはクララにぞっこんだったが相手にされなかった。オレステが、厩番にアントニオ(ロッサノ・ブラッツィ)という青年を雇った。クララはアントニオの若さに惚れオレステをないがしろにするようになった。尼僧たちからきびしい教育をうけて帰郷した先妻の子マリエッタ(アドリアーナ・ベネッティ)はこの家の内情を知って悲しんだ。ある日、オレステが突然旅に出たあとで、マリエッタはクララとアントニオの逢びきの約束を聞いた。そしてその夜、旅と偽ってアントニオとクララの仲を暴こうとするオレステの姿を見て、マリエッタは屋根裏部屋のアントニオたちに急を知らせた。激昂して部屋へ来たオレステは、談笑するマリエッタとアントニオの姿を見て怒りもやわらいだ。間もなくマリエッタとアントニオは結婚したけれど、二人は寝室を別にする生活をつづけていた。ある夜アントニオが雨にずぶ濡れになって帰った。彼が発熱しているのを知って、マリエッタはその夜自分のベッドに彼をはじめて寝かせ、二人は漸く真実に愛し合うようになった。クララは依然としてアントニオを志れられず、嫉妬に狂ったオレステは柵を破った種馬フリアを追って一命を失った。自由となったクララはアントニオを待伏せて口説き、二人の仲はよりを戻した。これをロッコに知らされたマリエッタは悲観して牧師の家へ行った。牧師から罪の償いを勧告されたアントニオは、復讐心にもえてクララの許へ行くと、クララは既に何者かに殺されていた。法廷でアントニオが犯人と見なされ、きびしく追求されたが、マリエッタは夫の潔白を信じていた。真犯人はロッコだった。釈放されたアントニオはマリエッタの笑顔に迎えられた。

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作品データ

原題
Furia
製作年
1947年
製作国
イタリア
配給
ゼネラル・フィルム=映配
初公開日
1954年12月14日
製作会社
ベロッティ


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