銀盤のリズム:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
銀盤のリズム
銀盤のリズム
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銀盤のリズム

1956年12月12日公開
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アグファ・カラー総天然色によるアイス・レヴュー映画。フランツ・アンテル、フリッツ・ベトガー、ワルター・フォルスター三名の共同ストーリーからクルト・ナッハマンが脚色し「会議は踊る」のフランツ・アンテルが監督している。撮影はハンス・ハインツ・タイヤー、作曲は西独の作曲家ロタール・オリアス、作詞はペーター・メサーが、それぞれ担当している。出演は「戦線の08/15」のヨアヒム・フックスベルガー、ルクセンブルグ生れの新星ゲルマイネ・ダマール、「未完成交響楽(1933)」のハンス・モーザーなど。ウィーン・アイスレビュー団総出演、フランツ・ホフマン製作による一九五六年作品。

ストーリー

アウベルグのアイス・スケート協会の選手ヴァルター(ヨアヒム・フックスベルガー)は欧州選手権大会で四位の不成績に終ったが、彼は、この事実からアイス・スケートの場合、資金の有無が大いに成績を左右すると悟った。彼の協会は資金不足で練習場を持てなかったのだ。悲嘆にくれるヴァルターを見かねた新聞記者のミスペルは彼にアマチュア資格を失わずに大金を手に入れる方法を教えた。それは協会長コリアンダーの経営する工場で作った黄金の仮面をかぶりプロになることだった。やがてヴァルターは覆面の名スケーター“ミスターX”としてプロ・スケート界に登場、忽に有名になった。人々はミスターXの正体を知ろうとしたが、それを知るのはミスペルだけ。しかもヴァルターはミスターXと、ミスターXの秘書の二役を演じた。ミスターX出現はスケート界に旋風を巻起したが、その騒ぎの中にはアイス・パレスの経営者ビアワース、彼のアイス・バレエを演ずる美しいエヴァ(ゲルマイネ・ダマール)がいた。ヴァルターは出演によって大金を握り、他の協会員も次回欧州選手権に十分の練習を積むことができた。ところがヴァルターを以前から好いていたエヴァは、彼がミスターXの秘書となっているのを見て、これをスポーツへの理想を裏切るものとして失望した。そこで遂にコリアンダーはミスターXの秘密を明らかにした。こうしてミスターXは消え、新しいプロ・スター、ヴァルターが誕生した。エヴァと組んだアイスパレスの初演は大成功に終った。ヴァルターのおかげで協会員の一人は欧州選手権を獲得、ヴァルターの念願も実現された。

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作品データ

原題
Symphonie in Gold
製作年
1956年
製作国
オーストリア
配給
NCC=エイショウ・トレイディング・カンパニー
初公開日
1956年12月12日
製作会社
ノイサー=コスモス


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