思春期の感情:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
思春期の感情
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思春期の感情

1957年1月16日公開、戦争
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テッド・ウィリスのストーリーと脚本からシリル・フランケルが監督した青春音楽篇。撮影は「戦慄の七日間」のギルバート・テイラー、音楽は「白鯨」のルイス・レヴィが担当した。主演は「戦争と平和」のジョン・ミルズと「四重奏」のセシル・パーカー。他にジェレミー・スペンサー、ドロシー・ブロミリーなどエンゼル・ヒル・キッドの若人達が出演している。ヴィクター・スクテッキー製作、テクニカラー、一九五六年作品。

ストーリー

エンゼル・ヒル高校の六年生たちは、来るべき学校のコンクールに備え、演奏練習に余念がない。受持のディングル先生(ジョン・ミルズ)の熱心な指導の甲斐あって、一同はめきめき上達したが、楽器の不足が痛く、学校側に購入してもらうことにしていた。だが新学期早々、赴任して来たフローム校長(セシル・パーカー)は、学生は勉学第一の建前から、演奏楽器購入などには耳もかさない。生徒達は、必要な楽器を買う資金を得るため、街頭演奏をしようとディングル先生を説いた。ディングルもこのプランを承諾したが、演奏現場の写真が地方新聞に掲載され、学校で大問題となる。ディングルは校長の叱責を受け、生徒のプランは一回で中止。しかし楽器店を営む生徒の父兄の厚意で、楽器は月賦で入手可能となった。ところが折角入手した新しい楽器も、校長の目に留まったため、戸棚の中に納められてしまう。生徒らは合鍵を作って楽器を持ち出し、練習を継続。月賦の金を支払うため、地方の酒場でピアノ弾きのアルバイトをしたディングル先生は、運悪くラトレッジ先生に見られ、校長の詰問で辞職せざるを得なくなる。驚いた生徒は先生復帰の運動を起し、プラカードを掲げて行進。教室内でも抵抗を始める。視学が視察に来ても、ワザとトンチンカンな返答をする有様。フローム校長の戒告で騒ぎは一応納ったが、生徒らは授業中も一切、口をきかなくなってしまう。音を上げた校長は休暇繰上げでなだめようとしたが、六年生全部は体育館に篭城、下級生が食糧を運ぶという非常態勢に、ようやく今迄のやり方を反省し、ディングル先生を訪ねる。生徒らの前で、ディングルを再び学園に迎えたいという校長に一同は歓声をあげ、果ては校長とディングル先生をかついで校庭を行進し始めた。こうして学園には再び明るい空気がよみがえり、生徒らの待ち望む休暇がやってきた。

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作品データ

原題
It's Great to be Young
製作年
1956年
製作国
イギリス
配給
BCFC=コロムビア
初公開日
1957年1月16日
製作会社
アソシエイテッド・ブリティッシュ
ジャンル
戦争


[c]キネマ旬報社