出撃命令:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
出撃命令
出撃命令
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出撃命令

1957年9月7日公開、戦争
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一九四一年九月、北阿戦線へガソリン輸送のイタリア海運駆逐艦スパルヴィエーレ号の決死的行為を描いた大戦秘録。新進のアントニオ・ムーズとマルク・アントニオ・ブラガディンの共同脚本によりムーズが監督した。撮影監督は「明日では遅すぎる」などのレナート・デル・フラーテ、音楽はカルロ・ルスティケリ。主演は「埋れた青春」のエレオノーラ・ロッシ・ドラゴ、「明日なき愛情」のガブリエレ・フェルゼッティ、「人間魚雷」のピエール・クレソワ、新人女優フィオレラ・マーリなど。イタリア海軍部隊も応援参加している。

ストーリー

一九四一年九月、イタリア海軍の駆逐艦スパルヴィエーレ号はラ・スペツィア軍港に帰投後休む暇もなくその夜、危機に陥った北アフリカ戦線へ燃料輸送の極秘命令を受けた。英軍の厳重警戒網を突破、地中海横断のこの困難な作戦にスパルヴィエーレ号は後続のオリオーネ号を従えて出航した。シシリー海峡にかかった艦は果して英国潜水艦の雷撃をうけ航行不能に陥った。難を免れたオリオーネ号が救助に近づいたが、スパルヴィエーレ号の艦長ブルーニ(ガブリエレ・フェルゼッティ)は寸秒を争う重大使命に前進を促した。しかしスパルヴィエーレ号も、艦長や副長ヴァリの必死の修理作業で機関が動き出した。乗組員の顔に安堵の微笑がわいた。が、それも束の間、潜水艦の報告で英艦が出動してきた。このまま逃げれば尊い生命と艦の運命は救われる。しかし艦長は自ら危機に飛込んだ。猛烈を極める英軍機の襲撃に艦長も戦死した。その代り激しい反撃にあった英艦もいつか姿を消した。スパルヴィエーレ号の指揮は副長のヴァリがとり、なおも使命達成に危険をおかして予定のコースを進んでいった。艦はようやくアフリカ海岸に接近、目ざすトブルク数理に迫った。ところが、ここでまたしても英艦と遭遇、わずかの戦闘の間にスパルヴィエーレ号の船体は火の海と化した。降伏せよとの英艦の信号に、ヴァリは乗組員をボートに乗せ、自らは一人残って艦とともに自沈した。天高く燃え上る火焔を化石のように茫然と見守るボート上の乗組員--その一人が奇蹟的に波間から拾いあげたスパルヴィエーレ号の航海日誌には、ただ「一四時六分、本艦沈没せり」と記されてあった。

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作品データ

原題
Il Prezzo della Groria
製作年
1956年
製作国
イタリア
配給
イタリフィルム=新外映
初公開日
1957年9月7日
製作会社
ENIC
ジャンル
戦争


[c]キネマ旬報社