アルプスの少女ハイジ(1953):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
アルプスの少女ハイジ(1953)
アルプスの少女ハイジ(1953)
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アルプスの少女ハイジ(1953)

1958年12月7日公開、ファミリー
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スイス生れの作家ヨハンナ・スピリ女史が、一八八一年に少年少女のために書いた原作『ハイジ』を、イタリアの「パンと恋と夢」のルイジ・コメンチーニ監督が映画化したスイス映画。リヒャルト・シュヴァイツァとウイルヘルム・M・トライヒリンガーの脚色で、撮影監督はエミール・ベルナ。音楽ロバート・ブラン。美しいスイス・アルプス連峰がキャメラにおさめられている。女主人公の少女ハイジを演ずるのは、スイスの無名の少女エルスベート・ジグムント、他にトマス・クラメス、ハインリヒ・グレトラー、エルジー・アテンホファー、マルグリット・ライナー、イザ・ギュンター、アニタ・メイ等が出演する。製作は記録映画製作者出のラザール・ベクスラー。日本封切は日本語版で、松島トモ子と劇団四季が声の出演をしている。

ストーリー

アルプスの少女ハイジ(エルスベート・ジグムント)は、両親とアルプおじいさん(ハインリヒ・グレトラー)の四人で平和にスイスの山村で暮していた。ところがある日、彼女の家の煙突から出た火の粉が元で村の教会と家が焼けた。消火に出た父は死に、母もそれがもとで病死し、村人達はおじさんを裁判にかけた。ハイジは、おじいさんと母の妹デーテ叔母さんの二人しか身よりのない児になった。そして村を棄てたおじいさんは、ハイジと二人で山の小屋にこもって暮すようになった。村の貧しい未亡人ブリギッタの一人息子ペーターだけが、ハイジの友達だった。村の教会に新しくきた牧師は、おじいさんの心を柔らげようとしたが、成功しなかった。八つになったハイジは、学校にも行けなかった。ある日、ドイツのお金持ゼーゼマン家に奉公に行っていたデーテ叔母さんが、小児マヒの主家の一人娘クララの遊びと勉強のお相手としてハイジをつれにきた。おじいさんを残して、巧みにつれ出されたハイジは、猛烈なホーム・シックにかかったり、家庭教師ロッテンマイヤー先生の教えるお勉強に苦しんだりしながら、字を覚えたり、お相手をするクララを助けて彼女が歩けるようにしたりした。しかし、アルプスを恋しがるあまり、夢遊病にかかってしまったハイジは、お医者のクラッセン先生のすすめで故郷にかえしてもらうことになった。召使いのセバスチャンといっしょに村にかえったハイジの、可愛い姿を見て、かたくなになっていたおじいさんの心もほぐれ、おじいさんは村人達と仲直りして教会に出るようになった。夏休みには、クララが山小屋に遊びにくるだろう。

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作品データ

原題
Heidi
製作年
1953年
製作国
スイス
配給
映配=東映
初公開日
1958年12月7日
製作会社
プラエセンス・フィルム
ジャンル
ファミリー


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