すずらん祭:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
すずらん祭
すずらん祭
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すずらん祭

1959年6月11日公開
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「サレムの魔女」のイヴ・モンタンを主演に、愛すべきパリの小市民生活を描いたドラマ。「雪は汚れていた」のルイス・サスラフスキーが原案・監督を受けもっている。脚色はサスラフスキーとクロード・エイマン、台詞をゴンクール賞作家ベアトリックス・ベックが執筆している。撮影は「ぼくの伯父さん」のマルセル・グリニョン。音楽はミシェル・エメルが担当した。他の出演者は、イヴ・ノエル少年、「可愛い悪魔」のニコール・ベルジェ、「無防備都市」のイタリア俳優アルド・ファブリッツィ、ワルター・キアーリ、ジョルジュ・シャマラ、ガブリエル・フォンタン、ベルナデット・ランジュ、モーリス・ビロー等。シャンソン歌手フローランス・ヴェランが、作中で主題歌を一曲歌っている。製作サッシャ・ゴルディーヌ。

ストーリー

五月一日のメーデーは、また初夏の陽ざしのもとで恋人たちが花を贈りあうすずらん祭の日でもある。電気屋のジャン(イヴ・モンタン)は、妻のテレーズ(ベルナデット・ランジュ)のお産がどうやら今日らしいというので、息子のフランソワ少年(イヴ・ノエル)をつれて、男は邪魔だといわれてフットボール試合を見に行くことになった。電話交換手をしているジャンの妹のアニー(ニコール・ベルジェ)は恋仲のジャンの助手ジルベールとすずらん祭の野外ダンス・パーティに出かけた。フットボール試合を見に行く途中で、ジャンは昔工場でいっしょに働いていた旧友ブランショに会った。彼は立派な自動車に乗っていて、前に借りていた金を返すからと親子をコロンブス通りの秘密賭博場にさそった。フランソワを外で待たせて、ジャンはブランショの巧い誘いによってルーレットをためしてみた。妻のお産で、彼もお金が必要だったのである。そこに警察の手入れがあった。ブランショのカモとなるのはまぬがれたものの、ジャンは身分証明書を持っていなかったことから警察に留置された。フランソワが父の言いつけで、そっと書類をとりに家にかえることになった。一人でタクシーをひろおうとしている少年を、お祭のすずらんの花を配達するトラックの運転手(アルド・ファブリッツィ)が見て、車にのせてくれた。帰ってみると家では、母が難産で大騒ぎをしていた。やっと母を救急車で病院に送りだして、フランソワは書類を父にとどけた。親切な運転手のおじさんの手助けで、親子は病院の母のもとにかけつけることができた。心配された難産も、どうやら無事にきりぬけて赤ちゃんが生れ、フランソワには妹ができた。アニーとジルベールもそろって、はじめて一家は安心して、すずらん祭おめでとうを言いあうのだった。

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作品データ

原題
Le Pere et l'Enfant
製作年
1958年
製作国
フランス イタリア
配給
東急=泰西映画
初公開日
1959年6月11日
製作会社
プロサゴール=ジェンマ・チネマトグラフィカ


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