大盗賊(1961):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
大盗賊(1961)
大盗賊(1961)
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大盗賊(1961)

1963年3月1日公開、116分、アクション/歴史/冒険・アドベンチャー
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ダニエル・ブーランジェと「新・七つの大罪」(大食いの罪)のフィリップ・ド・ブロカの脚本にシャルル・スパークが協力、ブロカが監督した実在の盗賊を描く時代活劇。撮影は「眼には眼を」のクリスチャン・マトラ、音楽は「やるか、くたばるか」のジョルジュ・ドルリュー、製作はジョルジュ・ダンシェールである。出演者は「ビアンカ」のジャン・ポール・ベルモンドとクラワディア・カルディナーレ、「売春街襲撃」のオディール・ヴェルソワ、マルセル・ダリオなど。

ストーリー

一七二〇年のパリ、樽屋の息子カルトーシュ(ジャン・ポール・ベルモンド)は世知辛い時世に指先の特技を生かして、スリ仲間のピカ一になっていた。若くて度胸のいい彼は女性にもてたが、ある日彼が街で出合い魅せられた貴婦人は何と警察署長夫人イザベル(オディール・ヴェルソワ)だった。強欲な首領をぶちのめしたカルトーシュはパリから暫く消えるが賢明と考えて仲間二人と兵隊を志願。激しい戦闘で生き残りは彼ら三人。偶然敵の軍旗を手にしていたお陰で英雄扱いの三人は戦利品とともにパリに帰る途中、護送中の美人スリ、ヴェニュス(クラワディア・カルディナーレ)を救って、叔父の家を教えた。だが叔父とグルになっていた仲間のマリショは彼女を我が物にしようと手ひどい仕打ち。カルトーシュらはマリショをうちのめしてカルトーシュが、首領になって盗んだ品物を山分けすることにした。仕事の後に残すCの頭文字に貴族や金持達は戦慄した。一躍人民のヒーローとなったカルトーシュとヴェニュスは睦まじかったが、イザベルを忘れかねる彼は危険を冒してトルコ大使の豪華な宝石を盗んで心をひこうと努力した。妻とカルトーシュの密会場所を知った署長は兵をさしむけたが、ヴェニュスも部下を率いてかけつけた。夜の森での大立廻りの末、ヴェニュスはカルトーシュの身替りに敵弾をうけて死んだ。献身的な愛情を捧げたヴェニュスの遺体を抱いて署長邸に乗込んだカルトーシュは、なみいる貴夫人から宝石をむしってヴェニュスの胸にちりばめ、宝石ずくめの馬車で森の湖に向った。彼女の遺体を湖に葬るとカルトーシュは言った。「ひと暴れして潔く刑場の露と消えようぜ」彼らは風の如くパリへ走り去った。

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作品データ

原題
Cartouche
映倫区分
G
製作年
1961年
製作国
フランス イタリア
配給
日本ヘラルド映画
初公開日
1963年3月1日
上映時間
116分
製作会社
フィルムソノール=フィルム・ヴィデエ
ジャンル
アクション歴史冒険・アドベンチャー


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