面の皮をはげ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
面の皮をはげ
面の皮をはげ
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面の皮をはげ

1963年4月19日公開
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ポール・オリヴィエの脚本をレイモン・ラミが監督した唯一の作品。撮影は「ダイナマイト・ジャック」のロジェ・ユベール、音楽はモーリス・イヴァン。出演者は「現金に手を出すな」のジャン・ギャバン、「オルフェの遺言 -私に何故と問い給うな-」のダニエル・ジェラン、「フランス女性と恋愛」(独身女性)のマルティーヌ・キャロル、ジゼール・プレヴィルなど。

ストーリー

二十年前「鏡」とあだ名され、地方に秘密結社をつくって地下運動をしていたリュサック(ジャン・ギャバン)は、現在パリの地中海汽船スタッフに納まっていた。彼は船主の未亡人ピユックの娘アンナを妻とし、昔、同僚からひきとったシャルル(ダニエル・ジェラン)を自分の子供にして、弁護士をさせていた。また、シャルルは彼を自分の父と信じこんでいた。ある時、リュリュ(マルティーヌ・キャロル)が賭博に負けリュサックの所へ泣きこんできたため、彼は静かにさとした。ある日、リュサックの愛人のレオが、昔リュサックの同僚だったシャルルの実父リュフォーが二十年ぶりに出獄し、シャルルに逢いたがっていると彼に告げた。シャルルとジュリエットのはなやかな結婚式が教会で行われていた。その席上、秘密情報がリュサックに入った。商船アキム・パシャ号の船倉が爆発して、今朝から燃え続けている、と。商船の火事の記事が新聞に載ると同時に、リュサックの名前が明るみに出た。そのため、シャルルは初めて父の素性を知った。そして、また自分がリュサックの実子でないことも知った。一方、実父のリュフォーは、リュサックに逢い息子シャルルに逢わせてくれるよう頼んだが、彼は拒んだ。が、シャルルが弁護士になって結婚したこと、自分の妻が死んだことなどを知った。リュフォーは仲間を裏切ったリュサックをひどくなじり、ポケットにしのばせていた拳銃で撃ち殺した。墓地でリュサックの葬式が行われた。その時、リュフォーと刑事たちの烈しい撃ち合いが起った。そして、撃たれたリュフォーは、リュサックを埋葬するために掘られた穴の中へ、自ら落ちこんでいった。

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作品データ

原題
Miroir
製作年
1952年
製作国
フランス
配給
新外映
初公開日
1963年4月19日
製作会社
アルシナ・プロ


[c]キネマ旬報社