シエラザード:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
シエラザード
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シエラザード

1963年9月28日公開、恋愛/歴史
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『千一夜物語』の語り手として知られる美姫シエラザードに「トリスタンとイゾルデ」の伝説を加味した恋愛スペクタクル。原案・脚色はマルク・ジルベール・ソーヴァジョン、ピエール・ガスパール・ユイ、台詞をマルク・ジルベール・ソーヴァジョンが担当、「恋ひとすじに」のピエール・ガスパール・ユイが監督している。撮影は「大盗賊」のクリスチャン・マトラ、音楽はロベール・オッセンの父アンドレ・オッセンが当っている。出演者は「女は女である」のアンナ・カリーナ、「唇によだれ」のジェラール・バレー、「地の果ての恋」のファウスト・トッツイ、「夏物語」のホルヘ・ミストラルなど。製作はミシェル・サフラとセルジェ・シルベルマン。六三年度カンヌ映画祭フランス映画高等技術委員会大賞受賞。イーストマンカラー・スーパーパノラマ七〇ミリ。

ストーリー

西暦八〇九年、フランク王国を統一してヨーロッパに君臨するシャルル大帝は、アラビアに友好関係を結ぶためルノー(ジェラール・バレー)を大使とする親善使節団を送った。百人の使節団一行は炎暑の砂漠を進む途中、ハルアン王(アントニオ・ビラール)の妃候補に選ばれたシエラザード(アンナ・カリーナ)の妹を、オアシスのほとりで助けた。彼は砂漠の盗賊ベドアン族に捕われていたシエラザードを奪い返したが、ルノーと彼女の間に激しい恋が芽生えた。ザガール将軍(ホルヘ・ミストラル)は自分の情婦を王妃に据え、王国を乗っ取る足がかりにしようと企て、妃候補本命のシエラザードをベドアン族に誘拐させたのだが、一行に混った彼女を認めて、愁眉を寄せた。彼女は王妃に選ばれた。ルノーは悲しみをすてるため、日夜酒に溺れた。ザガール将軍と情婦シリンはルノーのことを知るとシエラザードを陥れる手段にしようと、待女に策を授けるとシエラザードの寝室に忍びこませた。予期せぬ再会に抱き合った二人の前にハルアン王が現れた。王に背いた罪でシエラザードは賤民に、ルノーは笞の刑をうけたのち釈放された。騎士団はシエラザードを乞食の群から奪い返し、ルノーと共にバグダッドを後にした。ハルアン王はシエラザードに罰を与えながらも彼女を愛していた。騎士団が彼女を連れ去ったことに激怒、追い出してシエラザードを連れ戻した。その頃、王座を窺っていたザガール将軍が叛乱の軍を起し、王宮に攻め入った。王はシエラザードと共に脱出、途中で使節団一行と出遇った。義憤を感じたルノー達は王の軍団と力を合わせて砂漠に激戦を展開、これを破った。王は重傷をうけたが、彼を恨みもせず敢然と援助したルノーと、最後まで彼の傍を離れなかったシエラザードとを枕元に並べ、二人に結婚の祝福を与えたのだった。

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作品データ

原題
Sheherazade
製作年
1963年
製作国
フランス イタリア スペイン
配給
松竹映配
初公開日
1963年9月28日
製作会社
シネ・アリアンヌ=フィルムソノール=スペヴァ・フィルム=デカ・フィルム=テチサ
ジャンル
恋愛歴史


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