火刑の部屋:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
火刑の部屋
火刑の部屋
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火刑の部屋

1963年9月24日公開、サスペンス・ミステリー
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密室派探偵作家ジョン・ディクスン・カーの“火刑法廷”を「フランス式十戒」のジュリアン・デュヴィヴィエが監督したミステリー。シャルル・スパークが台詞を担当し、撮影はロジェ・フェルー、音楽はジョルジュ・オーリック。出演者は「悪の報酬」のナジャ・ティラー、「新・七つの大罪」のジャン・クロード・ブリアリ、「甘い暴力」のペレット・ブラディエ、「ヒッチ・ガール」のクロード・リッシュ、エレナ・マンソンなど。製作はラルフ・ボーム。

ストーリー

ある年の夏、雑誌記者ミッシェルは三世紀昔の「火刑の部屋」事件調査のため、妻マリと一緒に妖術と魔術に熱中している風変りな老人マチアスの住む「黒い森」を訪れた。老人は歴史上有名なグランヴィリエ侯爵夫人の恋人で彼女を告発した探偵デグレの子孫だった。「火刑の部屋」と称する特別法廷で侯爵夫人が火刑に処せられて以来、彼の邸には呪いの雲がかかっていた。館にはこのほかモグリ医師エルマンと看護婦ミラ(N・ティラー)、家政婦ヘンダーソン夫人(エレナ・マンソン)、老人が残すであろう莫大な遺産を目当の甥のステファン(クロード・リッシュ)と兄マルク(ジャン・クロード・ブリアリ)、その妻リュシー(ペレット・ブラディエ)も来ていた。偶然の一致ではあるが記者の妻マリはブランヴィリエ侯爵夫人の子孫であり、老人は彼女を気に入った。兄弟が遺産を狙っていることは誰にも明らかだったが、ミラがマルクの情婦ということはリュシーさえも知らなかった。ある夜、ステファンとマルク夫妻は隣家の仮装舞踏会に招かれたが、ミラが早退したため、ヘンダーソン夫人が老人の薬を運ぶことになっていた。だが夫人が五分程遅れて病室に行くと、リュシーと同じ仮装の女が老人に薬を飲ませている所だった。老人は死んだ。皆はそれぞれが疑い合った。遺言はマルクに有利だった。逆上したステファンがグラスから砒素を発見し、解剖を要求した。皆は秘かに棺をあげたが、中からは呪の紐が出てきただけだった。刑事が来て一人一人に訊問し、リュシーが連行された。マルクはミラの所に行き、「仮装して老人に毒を盛って、リュシーを無実の罪に陥れようとしたのは君だ」と詰めよった。妻との愛を取戻したマルクの言葉に逆上したミラは逃げ出した。マルクは彼女を絞殺し、その足で刑事にすべてを自首したのだった。

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作品データ

原題
La Chambre Ardente
製作年
1962年
製作国
フランス イタリア
配給
新外映
初公開日
1963年9月24日
製作会社
インターナショナル・プロ=ウーファ・コマシコ=タウラス・フィルム
ジャンル
サスペンス・ミステリー


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