スエーデンの城:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
スエーデンの城
スエーデンの城
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スエーデンの城

1964年9月18日公開、サスペンス・ミステリー
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フランソワーズ・サガンの原作をクロード・シュブリエとロジェ・ヴァディムが共同で脚色、「悪徳の栄え」のロジェ・ヴァディムが演出したサスペンス・メロドラマ。撮影はアルマン・ティラール、音楽はレイモン・ル・セネシャルが担当した。出演は、「太陽はひとりぼっち」のモニカ・ヴィッティ、ジャン・クロード・ブリアリ、「三文オペラ」のクルト・ユルゲンス、ジャン・ルイ・トランティニャン、シュザンヌ・フロンなど。イーストマンカラー・フランスコープ。

ストーリー

ストックホルムから数十キロ離れた片田舎に、スウェーデンでも名家といわれるファルセン家の宏壮な城館があった。大きな湖の中に浮んだ島にそびえるこの城は、冬ともなれば雪で外界と完全に遮断されてしまう。城主ユーゴー(クルト・ユルゲンス)は、オフェリーという妻がありながら、若く美しいエレオノール(モニカ・ヴィッティ)との結婚を望んだ。そんな夫の仕打ちに絶望したオフェリーは湖に投身自殺を計った。これを利用したユーゴーは、オフェリーを死んだと称して葬式をすませ、城の一室に幽閉してエレオノールと結婚した。一方、エレオノールとその兄セバスチャン(ジャン・クロード・ブリアリ)は互いに、異常なまでに深く愛し合っていたが、兄の破産を救うために彼女はユーゴーと結婚したのだった。妹を溺愛するセバスチャンは、後を追って城にやってきた。ユーゴーも愛する妻のために、これを黙認した。そんなとき、ユーゴーの従弟エリック(ジャン・ルイ・トランティニャン)が城を訪れた。一家の歓迎を受けたエリックは、たちまち、エレオノールの妖しい美しさに魅了された。エレオノールも、そんなエリックに夢みるような視線を投げかけるのだった。やがて冬がきた。が、エリックのエレオノールに対する恋心は燃えあがる一方だった。そんなうちに、ある時、エリックは死んだはずのユーゴーの妻オフェリーに出会った。オフェリーから事の真相を聞きだしたエリックは狂喜して、エレオノールに結婚を迫った。が、これを知ったユーゴーは嫉妬に狂ってエリックの命を狙った。身の危険を感じたエリックは、ある夜城から逃走した。雪と氷と飢えの中に……。長い冬が終って春が訪れた。城に探訪記を書くという男が訪れた。エレオノールの夢みるような視線が再び男を誘った……。

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作品データ

原題
Chateau en Suede
製作年
1962年
製作国
フランス
配給
東和
初公開日
1964年9月18日
製作会社
レ・フィルム・コロナ
ジャンル
サスペンス・ミステリー


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