ウーゴ・トニャッティ
Andrea
フェルディナンド・クロメリンクの戯曲を、アントニオ・ピエトランジェリ、ディエゴ・ファブリ、ステファノ・ストルッチ、ルッジェーロ・マッカリ、エットーレ・スコラらが共同で脚色、「三月生れ」のアントニオ・ピエトランジェリが監督したコメディ。撮影はアルマンド・ナンヌッツィ、音楽はアルマンド・トロバヨーリが担当。主題歌をジミー・フォンタナが歌っている。出演は「女王蜂」のウーゴ・トニャッティ、「サーカスの世界」のクラウディア・カルディナーレのほかにベルナール・ブリエなど。
帽子製造工場の社長アンドレア(ウーゴ・トニャッティ)は、事業も好調なうえに若く美しい妻マリアグラチア(クラウディア・カルディナーレ)との生活にも満足していた。彼は人妻クリスチアナが、ホテルでの逢いびきの時、夫にぬけぬけとうその電話をかけるのをみて、もしや自分の妻も、という疑いをもち始めた。一度持ち始めた疑惑はとどまるところを知らず、妻を尾行させたりしたが、しっぽをつかむことは出来ず、ノイローゼ気味だった。新築中の家が完成し、その披露パーティーの日、妻が五、六人の男たちをつれて寝室を見せにいった。ついにアンドレアは、妻がベッドの上で着物を脱いでいる場面を想像する始末だった。事態は悪化するばかりで客の前で妻を問いつめ、あげくのはて半狂乱になり、妻をのせて自動車を爆走させた。生命の危険を感じた妻は、とっさに色事師と評判高いガブリエルが浮気の相手だと言った。翌日、アンドレアは自動車をへいにぶつけてしまい、ひどい傷を受けた。ところが、妻の電話を盗聴して浮気がうそであることを知った。彼が友人にすすめられて妻に謝罪の電話をかけた時、彼の手当をした医師が妻の膝にもたれていることなど知る由もなかった。
Andrea
Mariagrazia
Mariotti
Christiana
Belisario
Gabriele
Presidente
Doctor
監督、脚色
原作戯曲
撮影
音楽
脚色
脚色
脚色
脚色
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