マリー・アントワネット(1956):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
マリー・アントワネット(1956)
マリー・アントワネット(1956)
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マリー・アントワネット(1956)

1956年10月17日公開、伝記
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王妃の身でスウェーデンの青年士官と恋におち、結ばれぬ悲恋の生涯を断頭台に終えたマリー・アントワネットの物語。監督は「首輪のない犬」のジャン・ドラノワ、脚本はドラノワとベルナール・ジンメル、歴史小説作家として知られるフィリップ・エルランジェの共同。台詞はジンメルの担当。撮影は「現金に手を出すな」のピエール・モンタゼル、音楽はジャック・シモノ。出演は「ナポレオン(1955)」のミシェル・モルガン、「あの日あのとき」のリチャード・トッド、舞台出身のジャック・モレル、シュジ・キャリエなど。

ストーリー

フランス国王ルイ十五世が倒れた夜、ただ一人皇太子妃マリー・アントワネット(ミシェル・モルガン)だけが姿をみせなかった。その時彼女は舞踏会で外国の美青年とたわむれていた。数日後老王は世を去り、ルイ十六世(ジャック・モレル)が王位についた。その即位を祝って集った人々の中にくだんの青年もいた。舞踏会の佳人が王妃と知った彼は、翌日フランスを去った。七年は過ぎ、王妃はある日の謁見でかの外国紳士に逢った。スエーデンの竜騎兵中尉フェルサン(リチャード・トッド)。二人の仲は忽ち人々の噂に上り、それを諷刺した戯れ歌まで流行った。フェルサンは王妃の立場を救うためアメリカへ渡った。二人の手紙の一通が国王の手にわたり、国王は心を痛めたが、寛大な王は、彼に二度と会わぬ約束で彼女を赦した。彼女はこの約束を守り、フランスに帰ったフェルサンを遠隔の地に転属させた。そこで彼は王妃の噂話に矢も楯もたまらず宮殿に馳つけ彼女を罵倒した。この怒りは王妃にとってかえって幸福のしるしだった。いまわしい噂とは、彼女を陥し入れようとする宮廷内の陰謀に過ぎなかったから。それから彼女にとってフェルサンは、無力の国王に代るなくてはならない人となった。やがて革命が勃発、人質となった国王一家のためフェルサンは逃亡計画を立案。彼の尽力も空しく一家は連れ戻された。ある日、フェルサンは危険を侵して王妃の許へ新しい逃亡計画を持って来たが、国王は賛成しなかった。フェルサンは最早外国の援助に頼る他ないと考えた。これを知ったパリ市民は激昂。かくてルイ十六世は革命者の手でギロチンへ送られた。フェルサンは王妃の救出に最後の努力をしたがそれも徒労に終った。今は白髪となった王妃は、群衆の怒号の中を断頭台へと進む。

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作品データ

原題
Marie-Antoinette
製作年
1956年
製作国
フランス イタリア
配給
映配
初公開日
1956年10月17日
製作会社
フィルム・ジベ=フランコ・ロンドン=リオット・フィルム
ジャンル
伝記


[c]キネマ旬報社