ピストン野郎:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ピストン野郎
ピストン野郎
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ピストン野郎

1966年3月5日公開
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アンドレ・クートーの風刺小説『そしてそれから君と結婚します』を「素晴らしい風船旅行」のアンリ・ラノエが脚色、「リオの男」のフィリップ・ド・ブロカが監督したファンタスティックなピンク・ドラマ。撮影は「女は女である」のラウール・クタール、音楽は「リオの男」のジョルジュ・ドルリューが担当した。出演は「素晴らしきヒコーキ野郎」のジャン・ピエール・カッセル、同じくイリーナ・デミック、「シェルブールの雨傘」のカトリーヌ・ドヌーヴ、「いっちょう頂き」のアニー・ジラルド、「輪舞」のヴァレリー・ラグランジュ、ほかにサンドラ・ミーロ、ジャン・クロード・ブリアリ、アンドレ・リュゲなど。

ストーリー

アントワーヌ(ジャン・ピエール・カッセル)は男前で小粋で、正真正銘のパリジャン。彼の職場は鉄工所。熔けて熱い鉄の色はあの夜のカフェの女の子の唇の色に似てる、なんて思う暇ナンかない。下手すると女の子より危険だ。遊びじゃないンだから。困るのは夜の夢の中にまで仕事が侵入してくるコト。ウンウンうなされているとアントワーヌは肩さきを思いきりドヤされて目がさめる。祖父と並んで釣糸を垂れて夢の中にいたわけ。「ステキな夢を見た。僕は職工で、毎日パンとミルク代を稼ぎに出かけてね」。何をバカな。祖父はあきれ顔でアントワーヌを見る。幼い頃アントワーヌは両親を列車事故で失って以釆、この大金特の祖父の手で育てられ、この世の苦労ナンて何もしらない。祖父は、お前は私そっくりの性格だ、働くなんてことができるかと大声で笑う。アントワーヌも、シカリと思う。事実は夢よりも変転きわまりなく、突然死んでしまった浪費家の祖父は使い古された望遠鏡を残しただげ。アントワーヌは裸同然でパリに放り出された。彼はしかし失望しない。ふらり街に出て望遠鏡の賃貸しをはじめ、その縁で行商人バルタザールと知りあい、彼の居候になった。その上、彼のオンナ、ニコル(I・デミック)ともネンゴロになった。ある日、望遠鏡で見たイザベル(C・ドヌーブ)という美人を求めて世界中を探し廻るハメになった--。アントワーヌが行く街で彼に色目を投げない婦人はない。ルイゼット、マリア、クララ、この世にも愛すべき御婦人がたと過した悩ましい夜に続く、おしつけがましい朝を、アントワーヌはどのように迎えたのか。夢のようなオハナシなのでアル……。

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作品データ

原題
Un Monsieur de Compagnie
製作年
1964年
製作国
フランス
配給
20世紀フォックス
初公開日
1966年3月5日
製作会社
ジュリアン・ドロード・プロ


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