黒衣の花嫁:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
黒衣の花嫁
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黒衣の花嫁

1968年10月9日公開、サスペンス・ミステリー
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コーネル・ウーリッチの同名小説を、「華氏451」のフランンワ・トリュフォーとジャン・ルイ・リシャールのコンビが脚色し、フランソワ・トリュフォーが監督した、サスペンス・ミステリー。撮影は「軽蔑」のラウール・クタール、音楽はベルナール・エルマンが担当、衣裳にピエール・カルダンがあたっている。出演は「マドモアゼル」のジャンヌ・モロー、「スエーデンの城」のジャン・クロード・ブリアリ、「盗みのテクニック」のクロード・リッシュ、ミシェル・ブーケ、ダニエル・ブーランジェなど。製作はオスカー・リュウエンスティン。

ストーリー

コート・ダジュールのアパートで独身生活を楽しんでいるブリス(C・リッシュ)のもとに見知らぬ、美しい女が訪れた。折からパーティが開かれていて、出席していた、ブリスの親友コリー(J・C・ブリアリ)は、彼女から鮮烈な印象をうけた。女はブリスを誘ってテラスに出た。その直後、ブリスはテラスから墜死し、女は姿を消した。そこからほど遠くない市に、銀行員コラルがいた。ある日、コラルのもとに音楽会の切符が届けられた。独身者のコラルは心をはずませて出かけた。音楽会の桟敷には、美しい女が待っていた。そして彼女は、翌晩コラルのアパートを訪れる約束した。約束どおり女は、コラルの好物である酒をみやげに、アパートにあらわれた。が、酒には青酸カリが仕込まれていた。床を這うコラルを残して、女は立ち去った。次に女は若手政治家モランの家に、モランの息子の幼稚園の先生と名のり、夫人が留守で困っているだろうから、子供の世話をしにきたといってあらわれた。夫人は母危篤の電報で旅発っていた。子供をベッドにねかしたあと、女は、指環を落したといい、モランは階段下の物置に入って捜した。その時、不意に物置の扉がしまり、隙間はセロテープで目張りされた。「なぜ?」モランの質問に女は答えた。女=ジュリー(J・モロー)は、子供の時から愛し合っていたダビッドと結婚式をあげたが、教会の玄関を出た時、ダビットは一発の銃弾に倒れた。ジュリーの心はこの時から死んでしまったのだった。モランは思いだした。いつか、ブリス、コラル、フェルグス、ダルローら五人の狩猟仲間と、ふざけて教会の風見の鶏を射とうとして……。だが、僕じゃない。モランはさけんだ。が呼吸は次第に苦しくなっていった。翌日、モランは死体となって発見された。次にジュリーは、ダルローの前にあらわれた。がここで意外なことが起った。パトカーでダルローは逮捕されたのだった。画家のフェルグスの前にジュリーは、モデルとしてあらわれた。彼はジュリーをモデルにダイアナを描きはじめたが、次第に彼女にひきつけられた。そんなある日、アトリエを訪れた友人たちの中にコリーがいた。コリーは、どこかでジュリーを見たことがあると思い、それがブリスやモランであることに気づいたのは、ジュリーがダイアナの矢でフェルグスを殺害した後だった。ジュリーは捕えられた。監獄に入り、給食係となったジュリーは、残る一人で引金をひいた張本人ダルローを、独房の中で、刺殺した。

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作品データ

原題
La Mariee Etait en Noir
製作年
1968年
製作国
フランス イタリア
配給
ユナイト
初公開日
1968年10月9日
製作会社
カロッサ・フィルム=ディノ・デ・ラウンレンティス・プロ
ジャンル
サスペンス・ミステリー


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