未青年:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
未青年
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未青年

1968年11月2日公開
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ベルトラン・ポワロデルペシュの原作を、彼自身とピエール・グラニエ・ドフェールが脚色しピエール・グラニエ・ドフェールが監督した青春もの。撮影はアンドレアス・ヴァインディング、音楽は「気狂いピエロ」のアントワーヌ・デュアメルが担当している。出演は、「ロシュフォールの恋人たち」のジャック・ペラン、「パーマー危機脱出」の、新星エヴァ・レンツィ、ダニエル・ゴーベール、イヴ・ルニエールなど。

ストーリー

工業学校に通い、美しい婚約者を持ち、いってみれば何ひとつ不自由ない暮しなのだが、アラン(J・ペラン)にとっては、愚劣なときであり、退屈だった。婚約者エマニュエル(D・ゴベール)と外出したアランは、車で、「君と寝たい」といってみた。意外にもエマニュエルは、拒絶しなかった。そうなると今度は、アランの方が気おくれした。まだ童貞だったアランの弁解じみたいいわけにエマニュエルは怒って帰ってしまった。そんなアランを、友人のジェルマンは、教育してやるといって酒場へ連れていった。そこでアランは、ミニスカートで妖精のように踊るパトリシア(E・レンツイ)に紹介された。彼女はドイツ生まれでモデルをしているということだった。その夜アランはパトリシアをアパートに送った。こうしてアランは、はじめての恋の歓喜を知った。クリスマスの休暇が近づいたある日、パリトリシアは、サン・トロペへ行きたいと言った。合宿があると母親に嘘をついて金を得たアランは、パトリシアと共に、レンタカーでサン・トロペへ向った。パンガローを貸り二人だけの世界にとじこもり、アランは幸せだった。十二月三一日新しい年を迎える夜のパーティに二人は出かけた。そこでアランはジェルマンと一緒のエマニュエルに会った。裏切られた憎しみと嫉妬でアランの心はゆれた。一方、パトリシアは、来あわせていたパトロンと姿を消した。翌朝、アランは、パトリシアに会いに行った。が、パトリシアはすでにアランにあきており、冷い別れの言葉を投げあたえるのだった。車にのったアランは、衝動的にスピードをあげ、前の車と接触した。怒った車の男とあらそううち、アランの拳をうけて男は倒れ、頭をうって死んだ。「懲役二年、執行猶予……」裁判官の声をききながら、アランは、青春のひとつの季節が終ったのを感じていた。

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作品データ

原題
Le Grand Dadais
製作年
1967年
製作国
フランス
配給
日本ヘラルド映画
初公開日
1968年11月2日
製作会社
フィルム・ド・ラ・リコルヌ


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