思い出の瞳:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
思い出の瞳
思い出の瞳
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思い出の瞳

1951年1月18日公開
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「田園交響楽」「悲恋」のジャン・ドラノワが監督したフィルム・ジベの一九四八年作品。原作は「北ホテル」のアンリ・ジャンソンがジョルジュ・ヌヴーと共同執筆し、この二人とドラノワが協力して脚本を書いた。撮影は「ジブラルタルの鮫」のロベール・ルフェーヴルで、音楽は「田園交響楽」「悲恋」のジョルジュ・オーリックの作曲、装置もこの二映画のルネ・ルヌーが担当している。主演は「田園交響楽」「霧の波止場」のミシェエル・モルガンと「悲恋」「美女と野獣」のジャン・マレーで、「偽れる装い」「女ざかり」のジャン・シュヴリエ、「流血の港」のコレット・マルス、「王様」のロベール・ミュルゾオ、「田園交響楽」のジャック・ルーヴィニイ等が助演している。

ストーリー

クレエル・マニイはフランス航空会社にに勤め、旅客機のエア・ガアルをしている。機長オブリイは彼女を愛しているが、何と告白していいか知らない真面目な男である。クレエルは彼に好意を感じるが愛する気持ちは湧かない。彼女には忘れ得ぬ愛人があるからだ。三年前であった。ジャック・フォレスチエとクレエルは熱愛の日と夜を一週間すごした。それきりであった。男は別れも告げないで、パイロットとしてアフリカへ去って了ったのだ。クレエルは死を思うほどの痛手を受けたが、友人のマルセルにはげまされ、エエル・フランス会社に就職したのである。そのジャックは奇しくもオブリイの戦友で、アフリカの一航空会社をクビとなったのを、オブリイの紹介でフランス航空のパイロットとなった。ジャックは別れた愛人のひとりたるクレエルとの再会をやはりよろこんだが、彼を忘れ得ぬクレエルは再びジャックとよりを戻すまいと心にちかった。しかし抵抗しがたいことを感じた彼女は、自分には愛人があると云ってのがれた。しかも彼女はジャックが操縦する旅客機に乗組んだ。リオ・デ・ジャネイロに到着すると、クレエルはジャックとすげなく別れて、オブリイとの婚約祝いをした。そこに酔ったジャックが来てオブリイを侮辱したが、二人は相手にならずにキャバレエを出た。しかし、某夜彼女はジャックの部屋の戸を叩いた。男はクレエルの来るのを信じて待っていた。翌日リオを出発して南大西洋を横断中途、悪天候となりジャックの機は、四発のうち二発まで故障となったが、ダカアル指して飛び続けた。ジャックは負傷したが巧妙な果敢な操縦で、機はダカアル飛行場に無事着陸した。旅客が降りつくした機上で、ジャックとクレエルは固く抱合った。オブリイは黙って立去った。

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作品データ

原題
Aux Yeux du Souvenir
製作年
1948年
製作国
フランス
配給
SEF=東宝
初公開日
1951年1月18日
製作会社
フィルム・ジベ


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