悲愁(1946):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
悲愁(1946)
悲愁(1946)
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悲愁(1946)

1951年4月27日公開
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フローレンス・トランターのオリジナル・ストーリーを、「大空に散る恋」のコンビ、ニコラス・フィップスとハーバート・ウィルコックスが夫々脚色・監督した。製作はウィルコックスが担当している。撮影は「帽子屋の城」のマックス・グリーン、音楽は「大空に散る恋」のアンソニー・コリンズ。「大空に散る恋」のアンナ・ニーグルと、日本初登場のマイケル・ワイルディングが主演する他、アメリカ女優のフランシス・マーサー、「鉄拳紳士」のコーラル・ブラウンらが助演する。

ストーリー

空襲警報下のロンドン、ピカデリー・サーカスの暗闇で、海軍婦人部隊員ダイアナ・フレイザーは若い海軍大尉のアラン・ピアスンとふとしたことから知り合った。敵機を避けてアランの邸で過した一夜は二人の心に愛を呼起したが、長い交際をもつ間もなく、やがてダイアナに動員令が下った。出発までの短い時間を割いて二人は結婚式をあげ、翌朝早くも彼女は極東に向って行った。一方、水兵のビルは以前からダイアナに愛を告白していたが答えを得ないまま、彼もまた極東にいた。シンガポールから撤退する軍艦の中で二人は偶然めぐり合ったが、軍艦は日本潜水艦に撃沈され、ビルとダイアナ他四名の男女将兵だけが奇蹟的に無人島に流れついた。英本国では、ダイアナの死がアランに通告された。足を痛めていた彼は傷心の病後を田舎の邸で養うようになった頃、アメリカのワックジョウンと次第に親しくなり始めた。島ではビルの強引な口説にもダイアナは操を守り通した。そして彼らは救いを求めてボウトで太平洋に乗出し、アメリカ機に発見されて故国へ送還された。アランの邸に辿りついたダイアナは、既に夫がジョウンと結婚し二人の間には子供まであることを知った。黙って邸を去ったダイアナは、部隊の劇場でアランにめぐり合った。折からの空襲は、二人を建物の下敷にした。アランの傷は軽かったが、ダイアナは彼の腕に抱かれつつ、愛の言葉を残して息絶えた。

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作品データ

原題
Piccadilly Incident
製作年
1946年
製作国
イギリス
配給
英国映画協会=NCC
初公開日
1951年4月27日
製作会社
アソシエイテッド・ブリティッシュ


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