ファビオラ(1948):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ファビオラ(1948)
ファビオラ(1948)
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ファビオラ(1948)

1951年8月7日公開
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枢機卿ワイズマンの原作を、アレッサンドロ・ブラゼッティ(「雲の中の散歩」)が脚色・監督した一九四八年度伊仏合作作品で製作はサルヴォ・ダンジェロ。撮影はオスワルド・シヴィラーニが担当し、音楽はエンツォ・マゼッティの担当。主演は「想い出の瞳」のミシェル・モルガンと「傷心の湖」のアンリ・ヴィダル、以下ミシェル・シモン(「旅路の果て」)、ルイ・サルー(「パルムの僧院」)、ジィノ・チェルヴィ(「雲の中の散歩」)、マッシモ・ジロッティ(「荒野の抱擁」)、フランコ・インテルレンギ(「靴みがき」)、カルロ・ニンキ、シルヴァーナ・ジャキーノらが助演する。なお本邦で公開されるプリントは、アメリカ劇作家マアク・コネリイがフレッド・プレスバアガアとアダプトに当たった英語版。

ストーリー

西暦四世紀のローマではマグゼンス皇帝に従う特権階級が豪奢をきわめた生活をおくり、彼らは新興宗教たるキリスト教をひたすらに迫害してやまなかった。若いゴオル人ルアール(アンリ・ヴィダル)は闘技士になるためロオマに渡り、キリスト教徒であることをかくして上陸した。或夜、彼は富豪ファビオの宴席に招かれる途中、海岸で一人の美女に出会い、はげしい恋のひとときを過した。彼女はファビオ(ミシェル・シモン)の娘ファビオラ(ミチェル・モルガン)であった。其夜ファビオは何者かによって殺害され、たまたま彼の政敵フルヴィアス(ルイ・サルー)はファビオのキリスト教びいきを憎んでいた折から、犯人はキリスト教徒であると言いふらした。ファビオラはひそかに教徒のかくれ家を訪ね、彼等が犯人ではない確信を得たが、裁判の結果容疑がルアールにかかった時、彼女は恋人を救いたい一心からキリスト教徒に殺人の動機があったとほのめかした。ルアールは自分も教徒であることを宣言して獄につながれ、教徒である近衛隊長セバスチャン(マッシモ・ジロッテイ)の計いで出獄することは出来たが、このためセバスチャンは処刑されることになった。彼があくまでクリスチャンとして従容と死に臨むのをみた時、ルアールははじめて武器を拒否するキリストの教えの心髄を悟った。フルヴィアスほキリスト教徒の大虐殺をもくろみ、彼等を闘技場に集めて言語に絶する集団殺人を行ったが、引き出されて闘技士達と闘わせられたルアールは、武器を使わずに次々と相手を負かしていった。満場の民衆が感動にどよめいた時、イタリアの一方の王コンスタンチヌス大帝の軍隊が、キリストの十字の旗を先頭にローマになだれ込んで来たのであった。

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作品データ

原題
Fabiola
製作年
1948年
製作国
イタリア フランス
配給
映画配給社
初公開日
1951年8月7日
製作会社
ユニベルサリア


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