遥か群衆を離れて:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
遥か群衆を離れて
遥か群衆を離れて
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遥か群衆を離れて

1968年2月公開、168分、文芸
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イギリスの文豪トマス・ハーディの小説を「いつも2人で」のフレデリック・ラファエルが脚色、「ダーリング」のジョン・シュレシンジャーが監督した十九世紀のイングランド南部を背景にした女性ドラマ。撮影は「ローマで起った奇妙な出来事」のニコラス・ローグ、音楽は「妖婆の家」のリチャード・ロドニー・ベネットが担当した。出演は「ダーリング」のジュリー・クリスティ、「唇からナイフ」のテレンス・スタンプ、「夏の夜の10時30分」のピーター・フィンチ、「まぼろしの市街戦」のアラン・ベイツほか。製作は「或る種の愛情」「唇からナイフ」のジョゼフ・ジャンニ。メトロカラー、パナビジョン70ミリ。

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ストーリー

イングランドの南部ウェセックス地方は、豊かな牧羊地だった。牧羊農民のゲイブリエル(A・ベイツ)は、隣人のバスシーバ(J・クリスティ)に結婚を申し込んだが、きっぱりと断わられた。その後ゲイブリエルは、すべての羊を失い、一介の羊飼いとして、ある農場に雇われた。ところがこの農場の主人はバスシーバだった。伯父の死で農場を受けついだというのだ。この農場にはファニーという女中がいて、彼女は評判のよくないプレイボーイの軍曹トロイ(T・スタンプ)と結婚することになっていた。結婚式当日。彼女は教会に来るのが遅れ、トロイの怒りをかって、この話は立ち消えになった。バスシーバの隣人にボールドウッド(P・フィンチ)という豪農の独身男がいた。バスシーバが、からかい半分に恋文を送ると、彼の方は本気になってしまい、結婚を申し込んできた。しかしバスシーバの心を深くとらえていたのはトロイだった。やがて二人は結婚した。しばらく後、ファニーが死に、彼女の死はトロイの心に深い悲しみと悔いを残した。そしてトロイは、どこへともなく去っていった。消息のない彼を、人々は死んだものと思うようになった。そして再びボールドウッドがバスシーバに求婚してきた。男の熱意に負けて彼女もこれを受けいれ、盛大なパーティが開かれた。その夜、トロイは帰ってきた。ボールドウッドの銃が火をふきトロイは倒れた。夫に取りすがり、気違いのように彼の名を呼びつづけるバスシーバ。ボールドウッドは獄舎につながれる身となった。それから八ヵ月。夫の墓の前で、バスシーバはゲイブリエルに会った。彼はカリフォルニアに発つため、別れを告げに来たのだ。長い間、一緒に働いていた人、というより、彼女にとってゲイブリエルは、もはやなくてはならない人だった。ずっと昔、求婚を断って以来、何年になるだろう。しかし、彼の変らない誠実な愛が、彼女の胸の中で大きく広がっていくのだった。

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作品データ

原題
Far From The Madding Crowd
製作年
1967年
製作国
イギリス
配給
MGM
初公開日
1968年2月
上映時間
168分
製作会社
ジョゼフ・ジャンニ・ビク・フィルム
ジャンル
文芸


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