キング・ラット:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
キング・ラット
キング・ラット
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キング・ラット

1966年3月公開
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ジェームズ・クラベルの原作を「汚れなき瞳」のブライアン・フォーブスが脚色・監督した捕虜収容所物。撮影は「地上より永遠に」のバーネット・ガフィ、音楽は「ナック」のジョン・バリーが担当した。出演は「ガンファイトへの招待」ジョージ・シーガル、「長距離ランナーの孤独」のトム・コートネイ、「素晴らしきヒコーキ野郎」のジェームズ・フォックス、「追いつめられて……」」のジョン・ミルズ、ほかにジェームズ・ドナルド、アラン・ウェブ、パトリック・オニールなど。製作は「女が愛情に渇くとき」のジェームズ・ウルフ。

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ストーリー

一九四五年。シンガポールのチャンギ捕虜収容所には、英、米、オーストラリアの捕虜たち一万人が収容されていた。日本軍は捕虜たち自身に内部を統制させていたが、英軍の憲兵司令官グレイ中尉(T・コートネイ)は、やせこけた捕虜たちの中に一人悠然とかまえた米軍伍長キング(G・シーガル)を嫌っていた。彼はいつも良いものを着、栄養をとっている。彼は要領よく収容所に生きているのだ。手下をつくり、どこからか集めてきたタバコや卵で仲間をふやしていく。配給食料をごまかしていた兵隊は、その事実が発覚した翌朝、死体となってみつかった。自殺ということで始末された。だれも責めることは出来ない。皆が生きていくためなのだ。米軍の小屋では、キングの仲間たちが鼠を生け捕りにした。繁殖させればその肉を捕虜たちに売ることができる。グレイは所内の平和のためにキングの不正をただそうとするがいつも誰かにはばまれる。皆ただ食うことだけに懸命で、キングの味方になってしまっている。鼠もしだいにふえ、仲間にオーストラリアの下士官も入って来た。手始めに将校たちに鼠の肉を売ってみた。結果は上乗。空軍中尉のマーロウ(J・フォックス)が仕事中に怪我をし、腕を切らなければなければならなかった。キングは彼に原地人とダイヤの取引きをする通訳を条件に、薬を手に入れてやると言った。グレイが現場を襲ったが、結局はウヤムヤになった。それでもキングはマーロウの命を助けるために、どこからか薬を手に入れてきた。マーロウは回復、金ももどり、ダイヤも原地人に返された。そんなある日、終戦が知らされた。もう誰もキングの言うことを聞かない。キングは収容所という環境の中でしか生きられなかったのだ。

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作品データ

原題
King Rat
製作年
1965年
製作国
イギリス
配給
コロムビア
初公開日
1966年3月
製作会社
ア・コレイ・タウン・プロ


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