大帝の密使(1926):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
大帝の密使(1926)
大帝の密使(1926)
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大帝の密使(1926)

1926年公開
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「海底ニ万哩」の著者ジュール・ヴェルヌの伝奇物語を映画化したもので、「恋の凱歌」「プリンス・チャーミング」等と同じくヴィクトル・トゥールジャンスキー氏が脚色監督した、主役は「キイン」「生けるパスカル(1925)」等主演のイワン・モジューヒン氏で、対手役は「プリンス・チャーミング」「恋の凱歌」等出演のナタリー・コヴァンコ嬢が勤め、チャカトゥーニー氏、ウラジミール・ガイダロフ氏、ドェファ氏、ジャンヌ・ブランドー夫人及びラケル・メリエル嬢令妹ティナ・デ・イズルデュイ嬢等が助演している。無声。

ストーリー

アレキサンドル二世がロシアの御代治し召す頃、未開の蛮民韃靼人が東方の辺境を犯す機運が見えた。近衛の大尉ミハエル・ストロゴフは、特に選ばれてシベリアのイルクーツクにおわすやんごとなき太公の許に皇帝の密書をもたらす大任を授けられた。ミハエルは身の光栄とばかり勇躍して萬里踏破の壮途に上った。彼は危険を予想して変装し、一介の旅人の如くよそおって、旅路を急いだ。しかも道すがら美わしいロマンスの花も咲いた。唯一人シベリアに在る父を慕って旅する麗しい処女ナディアがミハエルの旅の道連れとなったのである。彼らは雪のウラルをも無事に越えた。韃靼人等は伝令来の諜報を得て警戒網を張ったが、二人は辛くとも虎口を脱しつつ東へ東へと進んだ。しかし、孝心篤きミハエルはトムスクに居る母マルファを囮に使われて遂に囚われの身となり、しかも不具にされて追放され、あまつさえ密書まで奪い去られた。その密書を携えて使者の如くを装って太公の許に参じたのは嘗て太公のために免職されたオガレフと言う腹黒い男だった。彼は韃靼人と相呼応してシベリアに覇を唱える謀略を持っていた。とは知らぬ太公の身には恐ろしい危険が迫っていた。しかし、愛国の赤誠に燃ゆるミハエルは遂に万難を排して危機一髪の間に到って首尾よく太公の身を安泰ならしめ韃靼の蛮民を粉砕することが出来た。彼はこの大功によって名誉ある爵位を以て褒賞され、ナディアはストロゴフ公爵夫人となったのである。

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作品データ

原題
Michel Strogoff
製作年
1926年
製作国
フランス
配給
ユニヴァーサル
初公開日
1926年
製作会社
シネロマン


[c]キネマ旬報社