世界一の美人:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
世界一の美人
世界一の美人
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世界一の美人

1924年公開
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「成金」「モンナ・ヴンナ」等と同じくリヒャルト・アイヒベルク氏の監督作品で、同上二映画主演のリー・パリー嬢が主演している。原作はフューゴー・ベタウァー氏、脚色はヘルムート・オルトマン氏とハンス・ベイレント氏、パリー嬢の相手にはイタリアの俳優で「ある女の手記」「処女時代」「呪の恨」等に主演したリヴィオ・パヴァネリ氏が出演している。映画に現れるヴェスヴィアス火山爆発の場面は1924年3月26日地震の当時アマルフィに於て実際に撮影したものである。無声。

ストーリー

ロンドンの銀行家ガリックは例年春の休暇をローマの別荘で過す事になっていたが、リリアンと云う美しい女が彼の後妻と成ろうと計っていた。リリアンの情人なる画家サルロはこれに快くない。ガリックは新聞記者なる甥のフレッドと共にカーニヴァル祭の夜美術家の舞踏会に出席したが、フレッドは席上自分の新聞社はロンドンに於て世界大競艶会を催すことを披露し、イタリア美人の参加を希望した。サルロの妹ルチアはフレッドと憎からず想い合う仲となり、彼らに伴われて競艶会に出席し一等賞を得た。これに不満なリリアンはルチアを罵って彼女の兄サルロと争い、遂に彼を刺す。ガリックはサルロ兄妹の面倒を見てやるので、ルチアはその親切にほだされガリックに結婚を申し込まれた時承諾してしまう。ルチアは病兄に伴われヴェスヴィアス山腹の別荘に滞在する事になったが、火山が爆発した時、ガリックの子供は火を発した別荘中に取り残された。ルチアは子供を助けんとして煙に包まれ危い折フレッドに助けられる。ガリックはこれを見て感激しルチアを思い切って若き二人を夫婦にした。

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作品データ

原題
THE LOVELIEST WOMAN IN THE WORLD
製作年
1924年
製作国
ドイツ
配給
ウェスティ支社
初公開日
1924年
製作会社
ウェスティ


[c]キネマ旬報社