三つの愛:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
三つの愛
三つの愛
-

三つの愛

公開日不明
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「獣人」の脚色者クルト・J・ブラウン氏が書卸した台本によって、「獣人」の監督者マックス・ライヒマン氏が監督したもので、「獣人」「野鴨」等出演のマリー・ヨンソン嬢を始め、「獣人」のクルト・ゲロン氏、「野鴨」のルチー・ヘーフリッヒ嬢、ヴォードヴィル俳優として名あるエルンスト・ヴァン・デューレン氏、「獣人」のライモンド・ヴァン・リエル氏等が共演している。無声。

ストーリー

かつて一人の女を奪い合って恐ろしい争いをして以来フラミンゴ兄弟は互いに口を緘して一言も話し合わなくなってしまった。しかしサーカスの綱渡り師としての兄弟の名声は大陸中に響き、彼等が出演しているパリのシルク・モデルヌでは自動車宙返りと共にフラミンゴ兄弟の綱渡りが大呼び物であった。この自動車宙返りに出演するのはイーヴという美しい乙女で、義父ミショオに強いられて怖しさを堪えて出演しているのだった。フラミンゴ兄弟のラルフは何時かイーヴを恋するようになり、手を尽して彼女の死の冒険を阻止しようとしたが、慾深のミショオはなかなか金の蔓を打ち棄てる男ではなかった。これを見たガストン・フラミンゴは兄弟喧嘩の種を蒔いた罪の償いをするのはこの時と決心してミショオの沒義道に激怒するラルフを押しなだめ、自らミショオと談判しに出掛けた。そして二言三言口論の末ガストンは激して相手を殴り倒すとそのままミショオは悶絶してしまった。イーヴの実母たるミショオ夫人にせき立てられガストンはサーカスへ逃げ帰った。それと知ったラルフは追手の来ぬ間に逃げのびよと勧めたが、芸人気質のガストンは舞台を勤め了わせねば気が済まぬと言うので、フラミンゴ兄弟は何時ものように綱渡りをして喝采を博した。しかし客の称賛のどよめきが静まらぬうちに法の手はのびてガストンは拘引された。ところが彼と共に拘引されたミショオ夫人はガストンが去った後、息を吹きかえしたミショオが性懲りもなくイーヴに出演を強いて果は手篭めにせんとしたので、思わず手に触れた短銃で夫を射殺した旨を自白した。かくてガストンは無罪放免され、またイーヴの母親も情状酌量の結果無罪の判決を受けた。この出来事によってフラミンゴ兄弟は以前にまさる仲良しの兄弟となり、ラルフはイーヴと幸福な結婚生活に入った。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
LIFE’S CIRCUS
製作国
ドイツ
配給
ファースト・ナショナル支社
製作会社
FN


[c]キネマ旬報社