どく花:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
どく花
どく花
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どく花

1928年公開
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「カルメン(1926)」「征服されし人々」主演のラクウェル・メリエ嬢が主役を演ずる映画で、J・M・カレテロ氏作の小説に基いて「犠牲」「滴たる血潮」のロジェ・リオン氏が脚色監督した。助演者は「ニーナ・ペトロヴナ」「パンチネロ」のウォーウィック・ウォード氏、「覆面の女」「恋のサルタン」のシルヴィオ・デ・ペドレーリ氏、「白銀の翼」のクレール・ド・ロレス嬢、ジョルジュ・トゥーレイユ氏、ジョルジュ・コラン氏等で、キャメラは「バラライカ」のウィリー氏とA・モラン氏の担当。

ストーリー

パリのサーカスで空中曲乗りを演じて満都の人気を沸き立たせている美しいリアナは不幸な運命に呪われた女であった。彼女が生まれ落ちた時、東洋の熱国で魔法使いの老婆が予言した。老婆の前に一匹の毒蛇がとぐろを巻いていたのである。この毒蛇が自然に寿命を終るまでリアナにかけられた呪いは解けないのである。それかあらぬかリアナを愛した男は皆不思議に命を堕したり障害者となったりした。女達はリアナのことを毒花と呼んで怖れた。現に一座の道化師マセッティは嘗ては空中曲芸の名人であったが彼女に懸想してから墜落して脚を負傷し道化師となったのである。新たに獅子使いのラウールがリアナを恋した。また東方の若きプリンス・カリジャンはスウジーという約婚の処女ある身ながら、一度びリアナを見て恋の奴となった。スウジーは嫉妬に悶えた。一夜リアナは町の無頼漢ルイと逢った。お互いに愛を感じたが無頼の徒の襲撃からリアナを救おうとしてルイは傷ついた。ルイが病院で出血多量のため死に瀕していると聞いたリアナは自ら進んで輸血を行って貰った。その為彼女は興行に遅れた。マセッティは己が恋成らじと観じて不自由な身体を顧みずリアナの代役を勤め、墜死して丁った。サーカスから身を退いた彼女はカリジャンの熱望を容れて結婚した。その華燭の典の当夜カリジャンはスウジーの嫉妬、復讐に仆れた。之よりさき獅子使いのラウールも獅子に食われて死んだ。プリンス・カリジャンの未亡人として不自由のない生活にありながらリアナは呪われた宿命に悩んでいた。行方不明だったルイが富豪として彼女の前に現われ、渝らぬ愛を誓った時リアナは慄いた。二人が接吻を交した時、呪いの蛇は寿命を終った。リアナとルイに幸福が始めて訪れる。

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作品データ

原題
La Venenosa
製作年
1928年
製作国
フランス
配給
ヤマニ洋行
初公開日
1928年
製作会社
プリュ・ジュルトラ


[c]キネマ旬報社