浮かれ巴里:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
浮かれ巴里
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浮かれ巴里

1932年公開、コメディ
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「巴里の屋根の下」に出演したエドモン・T・グレヴィルが監督したコメディー・ブッフで、G・コッテュラ、モニオの両氏が撮影を担当している。主なる出演者は舞台と映画と両方に共に相当の名声あるアリス・ティソ、ジャン・ダックス、それから「ル・ミリオン」のオデット・タラザツック、マルセル・ラレエ、等であるが、なお以上の人々を助けてモニーク・ロラン、オルガ・ロルド、ジャン・ド・セヴァン、レイモン・ブロー、等も出演している。

ストーリー

田舎の物持ペルドリゴオ夫婦は娘アンニーと弁護士アンドレ・ボムパールとの婚約のためパリへ出て来た。ペルドリゴオには従弟のシューヴァンスというのがいたが、この男は青春研究所の所長で若返り法の大家である。所でアンニーは、婚約者のアンドレが訴訟事件を頼みに来た踊り子のミッチーの事を何となく念頭に置いている事を知り、心配の余りにジューヴァンス教授を訪れて素晴らしい美人に生れ変った。その時分、一方ペルドリゴオは未来の婿殿アンドレの家を訪ねたが、その婿殿の家には半裸の踊り子達が大勢つめかけて訴訟事件に必要だといっては踊り騒いでいるのを目撃した。この有様を見て彼は一応は憤慨したものの、美しいミッチーを見ては些か春情動いて、言い寄っても見た。所が何がさて田舎臭いこの中老ではミッチーの御意に適す筈なく、手ひどく跳ねつけられたので、今度はペルドリゴオも戦術を立て、ジューヴァンスの所へ行って若返り法を講じた。そして彼は伊達になった所で、やっとミッチーと親交を結ぶ様になった。所が、ややこしい事には、このミッチーには同じダンサー仲間でアルゼンチン生れのラスタケロスという嫉妬深い男がついていた。そしてミッチーに近づく人間を見れば誰彼の容赦はなく危害を加えようとするのであった。これを心配したのがミッチーの母親で、ひそかにジューヴァンス教授に凶暴な人間を柔順にさせる秘法を頼み込んでいた。で、それからペルドリゴオ、その妻と娘、アンドレ、ミッチー、ラスタケロス、ジューヴァンス教授、とこれらの人々が入り乱れる事となり、そして互いは互いを求めて遂いには、ル・モンパルノで、血の雨を降らさんとする迄に至ったが、その際、一同は警察の手に捕えられた。で、その結果、万事は芽出度く納り、ペルドリゴオは妻と、アンニーはアンドレと、そして留置場に居る間に柔順性に生れ返ったラスタケロスはミッチーとそれぞれ相抱く事となった。

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作品データ

原題
PLAISIRS DE PARIS
製作年
1932年
製作国
フランス
配給
三映社
初公開日
1932年
製作会社
メトロポール
ジャンル
コメディ


[c]キネマ旬報社