殿方は嘘吐き:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
殿方は嘘吐き
殿方は嘘吐き
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殿方は嘘吐き

1932年公開
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イタリア映画界での古参の一人たるマリオ・カメリーニが監督した映画で、アルド・デ・ベネデッティと監督カメリーニが共同執筆した原作をマリオ・ソルダーティが脚色したもの。撮影は「鋼鉄」のマシーモ・テルツァーノとドメニコ・スカラの担任。主演者は新進のリア・フランカとヴィットリオ・デ・シーカで、チェサーレ・ゾペッティ、アルド・モスキーノ、マリアモンテサーノ等が助演している。

ストーリー

円タクの運転手の娘、マリウチヤは或る香水店のショップ・ガールです。彼女を想っている青年機械工のブルノは或る土曜日の午後彼女を誘って近くの湖へドライブと酒落ます。所が彼が修繕にこと寄せて、そっと持ち出して来た自動車の持主一行がそこに来てたので、帰宅の送り届けを仰せ付けられます。そこで心を後に全速力で主人達を送り届けたブルノは、再び湖畔に残して来たマリウチヤを迎えに自動車を宙に飛ばせて馳せ戻る途中、荷馬車に衝突して自動車を壊して了います。お蔭で湖畔の食堂の一隅でベソを掻いて一夜を明かしたマリウチヤは翌朝、食堂の息子に貨物自動車で家へ送り届けて貰います。一方自動車を壊した御褒美に解雇状を頂戴したブルノは事の次第を説明しようと香水店に彼女を訪れまずが、恨み骨髄に徹した彼女はてんで相手にしません。ブルノは新聞広告によって有閑紳士の自家用車運転手の職にありつきましたが、その紳士人もあろうにマリウチヤを誘ってドライヴに出掛けます。この時とばかり彼女はブルノに当てつけがましくその紳士と仲の好い処をお眼にかけたので憤慨したブルノはドライヴなかばで二人を自動車に残して辞職して了います。再び仕事にあぶれたブルノはミランの博覧会に香水の出張販売に出掛けて居るマリウチヤを訪れます。そして彼女の力添えとも知らず博覧会で働く事になったブルノはその晩約束の閉店時間に彼女を誘いに売場へ来て見ますと、既に彼女は他の紳士達と夕食に出て行った後でした。憤慨したブルノは腹癒せに近くの菓子売りの娘を誘って料理屋へ行き、食事にダンスにその娘と精々仲のいいところを見せて、マリウチヤに当てつけますが、泣き出しそうになって料理屋を飛び出したマリウチヤの後姿を見ては惚れている弱味で其の後を追っかけます。二人が拾った円タクの中で彼は彼女が紳士達と夕食を共にしたのは彼の就職の仲介をして呉れたお礼の為だった事を聞かされて、心から彼女に詫びを入れます。一伍一什を盗み聞いた運転手の親爺さんこそマリウチヤの父親でした。その親爺殿の粋な計いで二人は目出度く結ばれたのです。

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作品データ

原題
GLI UOMINI...CHE MASCALZONI!
製作年
1932年
製作国
イタリア
配給
内外商事
初公開日
1932年
製作会社
チネス・ピッタルーガ


[c]キネマ旬報社