女だけの都|MOVIE WALKER PRESS
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女だけの都
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女だけの都

1935年公開,109分
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「ミモザ館」に次ぐジャック・フェーデ監督作品で、彼の前二作及び「みどりの園」「地の果てを行く」の脚色者シャルル・スパークが書卸し、「第二情報部」「リリオム」のベルナール・ジンメルが台詞を書いた。撮影は「外人部隊(1933)」のハリー・ストラドリング、音楽は新人ルイ・ベーツが当たった。出演者は「ミモザ館」のフランソワーズ・ロゼー及びアレルム、「装へる夜」のジャン・ミュラー、フランス劇壇の大立者たるルイ・ジューヴェを始め、「外人部隊(1933)」のリーヌ・クレヴェルス、新人ベルナール・ランクレ、新人女優ミシュリーヌ・シェイレル、「最後の戦闘機」のピエール・ラブリ、「最後の億万長者」のマルセル・カルパンチェ、「プレジャンの舟唄」のジネット・ゴーベールという顔ぶれである。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

一六一六年の或る日、フランドルの一小市ボームは、明日に控えた祭りの準備で町を挙げての騒ぎであった。この騒ぎをよそに青年画家ジュリアンは、着飾った市長や助役達の姿を描いている。ジュリアンは市長の娘シスカを愛していた。シスカも彼を好いていたが、市長は首席助役をしている肉屋に娘をやろうと思っている。そうすれば彼に自分の家畜をうんと買って貰えるからだ。しかし市長夫人コルネリアは若い二人の後ろ楯となって力を添えていた。この時、三人の騎士が人々を蹄に蹴散らして市役所へ駈けつけた。投げ出した封書に依れば、スペイン特使ドリヴァレス公が扈従の軍隊を率いてボームに一夜を過ごすと云うのである。かつてフランドルはスペイン軍の残虐に、殺戮、掠奪の惨禍を蒙った事がある。戦き騒ぐ助役達に向かい市長は天来の妙計を述べた。即ち市長は急死を装い、凡ての男子を喪に服さしめて一歩も戸外に出さず、以てスペイン軍を事なく通過させ様と云うのである。男の意気地なさに憤慨した婦人達は、市長夫人を先頭に特使一行の到着を城門に出迎えた。彼女達は公爵に市長の喪を伝え、軍隊は静粛に一夜を送って立ち去る事になった。全市の女等は夜を徹して軍隊を歓迎した。酒と踊りと唄。死を装った市長と喪に服した男達は、彼等の妻や娘がスペインの軍人と戯れている声を聞いて心穏やかでなかったが、どうにも仕方がない。市長夫人も公爵の接待につとめる中に、空しく去った青春を顧みて不図浮気心を起こすが、その時思い出されたのは娘シスカの身の上である。この一日の実権が自分にあるを幸い、公爵に願って彼女はシスカとジュリアンをスペイン軍附添の牧師に結婚させた。公爵附添の侏儒は市長の死が偽りであるのを知り、彼を脅迫して二百金を捲き上げたが、牧師は更に侏儒から百金を取ってしまう。その夜明け妻の態度を誤解した市長は、肉屋と協力して公爵を討たんとするが、失敗した上肉屋は家来の手で殴り倒される。夜が明けて集合の太鼓が鳴り響く。兵士と女達の名残りが家毎の門口で惜しまれている。いよいよ軍隊は群がる女達を分けて出発した。市長夫人は群集に向かい、市が一年間の免税を許された事、之は一に市長の犠牲的精神に依るものと発表する。群集の歓呼の前に市長は挨拶をしている。スペインの軍隊は城門を遠く平野の彼方へ消えて行った。

作品データ

原題
La Kermesse Heroique
製作年
1935年
製作国
フランス
配給
東和商事
上映時間
109分
製作会社
トビス

[c]キネマ旬報社

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