熱砂の果て:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
熱砂の果て
熱砂の果て
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熱砂の果て

1936年公開
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「別れの曲」「姿なき殺人」のジャン・セルヴェが「隊長ブーリバ」「第二情報部」のジャニーヌ・クリスパン、「罪と罰(1935)」「白き処女地」のアレクサンダー・リニョオ、新顔のピエール・マンガン、「モンパルナスの夜」のジナ・マネスと共演する映画で、アンドレ・アルマンディの有名な小説に基づいて、我国には初めて紹介されるジャック・セヴラックが脚色監督したものである。撮影は「流血船エルシノア」の助撮影をしたマトラ、バックほか二名が協力した。音楽はモーリス・ナジアルの担当である。助演者は新顔のプーサール、「我等の仲間」のレイモン・コルディ、「地の果てを行く」のガストン・モド、「雪山の騎士」のピエール・マニエ等である。

ストーリー

炎熱のサハラ沙漠の入り口にあるフランスアフリカ部隊の屯営に、若い歩兵中尉ジャック・ダルマンソンは赴任した。彼は男爵であり財産家であったが、歌姫グロリエットと恋し合い、結婚しようという間際に財産を失ってしまった。そして、凡てを捨ててアフリカへ自ら流謫の身となったのである。彼の新しい部下には三人の無頼の兵がいた。密猟、窃盗の常習犯で、「跳鼠」とあだ名のあるプリウール、傷害罪の前科者ファジァネリ、そして微罪ながら十数犯の前科を持つジルバルだ。三人は新任中尉が男爵閣下であるというだけで嘲笑の眼を向けるのだ。或晩三人は洞窟で暴れて八日間の営倉入りを食った。その頃、奥地の住民が不穏だ、というので屯営の大部隊は出動した。そして後に残ったダルマンソン中尉にも続いて出動命令だ。行き先は沙漠中に孤立する水に乏しい一堡塁である。しかも残留している無頼の不良兵の一分隊を率いて行くのだ。彼が出発した翌日、グロリエットは、此の地のキャバレエの歌姫としてやって来た。そして慕って来た恋人が死の堡塁へ赴いたと聞くと、アラビア人に無理に頼んで後を追った。一方プリウールは意外やダルマンソンが豪胆な勇士と知るや、一図に尊敬する様になった。が、三人組は堡塁を脱走する陰謀をして、無線装置を破壊し、地図を盗んだ。その日グロリエットが堡塁に着いた。そして原住民軍が来襲した。ファジァネリは救援の急使として出発したが、首だけとなって戻った。プリウールも死んだ。ジルバルが出掛けた。原住民軍の襲撃に堡塁は危ない。中尉はグロリエットを毒死させ、自らは堡塁と共に爆死した。ジルバルが救援隊と共に帰り来た時、堡塁は既に廃墟であった。

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作品データ

原題
Les Reproves
製作年
1936年
製作国
フランス
配給
三映社
初公開日
1936年
製作会社
アデス


[c]キネマ旬報社