揺れる大地:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
揺れる大地
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揺れる大地

1990年1月19日公開、161分
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イタリア、シチリアのある漁民一家のたどる辛苦の日々をドキュメンタリー・タッチで描く。製作はサルヴォ・ダンジェロ、監督・原案はルキノ・ヴィスコンティ、ナレーション台本はヴィスコンティとアントニオ・ピエトランジェリの共同、撮影はG・R・アルドが担当。ナレーターはマリオ・ピス。出演はアントニオ・アルチディアコノほか。2017年1月21日より『ルキーノ・ヴィスコンティ生誕110年 没後40年メモリアル-イタリア・ネオレアリズモの軌跡-』としてデジタル修復版を上映(配給:アーク・フィルムズ、スターキャット)。

ストーリー

シチリアの小さな漁村アーチ・トレッツァ。ヴァラストロ家の長男ウントーニ(アントニオ・アルチディアコノ)は常日頃、漁師たちが仲買人の不当な搾取にあって貧乏に甘んじているのに我慢できず、ある日の仲買人たちとの喧嘩をきっかけに、家を抵当に入れて銀行の融資をうけ、独立自営の漁を始めることにする。1か月後、鰯の大漁で一家には希望が満ちあふれた。ウントーニは恋人ネッダとの間に愛を育む一方、長女のマーラ(ネッルッチャ・ジャムモーナ)に思いを寄せる左官のニコラ(ニコラ・カストリーナ)にとって、彼女は高嶺の花になってしまった。ある夜、村を嵐が襲い、漁に出た一家は命からがら岸に戻るが、漁船は壊れ、漁具を失い、たちまちにして失業者となってしまう。塩漬けにした鰯の樽は、二足三文で仲買人に買い叩かれ、家は銀行に差し押えられた。ネッダに去られたウントーニは毎晩酒に溺れ、次女ルチア(アニェーゼ・ジャムモーナ)は巡査部長のドン・サルヴァトーレ(ロザリオ・ガルヴァトーニョ)の愛人となった。弟のコーラ(ジュゼッペ・アルチディアコノ)は密輸商人となり、祖父(ジョヴァンニ・グレコ)は病気で入院し、そして一家はあばら屋に引っ越した。仲買人の新しい船の進水式の日、人手に渡った一家の船を見に行ったウントーニは、そこで少女ローザに励まされ、弟のヴァンニ(アントニーノ・ミカーレ)、アルフィオ(サンヴァトーレ・ヴィカーリ)と共に、再び仲買人の船に乗りこんで、漁に出る決心をするのだった。

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作品データ

原題
La Terra Trema (Episodio del Mare)
製作年
1948年
製作国
イタリア
配給
日本ヘラルド映画
初公開日
1990年1月19日
上映時間
161分
製作会社
ウニヴェルサリア


[c]キネマ旬報社