ふたりの女(1989):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ふたりの女(1989)
ふたりの女(1989)
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ふたりの女(1989)

1991年1月26日公開、文芸
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第二次大戦下のイタリア。一人の青年をめぐって三角関係を繰り広げる母と娘の絆にやがて訪れる悲劇--アルベルト・モラヴィアの原作を60年のヴィットリオ・デ・シーカに続き映画化した文芸ドラマ。製作はカルロ・ポンティ、監督は「ナポリと女と泥棒たち」のディーノ・リージ、脚本はディアナ・グルード、ベルナルディーノ・ザッポーニ、リディア・リヴェラとリージの共同、撮影はルイジ・クヴェイレル、音楽はアルマンド・トロバヨーリが担当。出演はソフィア・ローレン、シドニー・ペニーほか。

ストーリー

1943年、イタリア。夫に先立たれたチェジーラ(ソフィア・ローレン)は15才の娘ロゼッタ(シドニー・ペニー)を連れ、連合軍の爆撃を避け生まれ故郷の村へ帰ることを決意する。母娘はそこで内気なファシストの青年ミケーレ(アンドレア・オッチピンティ)と出会う。彼はチェジーラに恋するようになるが、逆に彼に想いを寄せるようになったのは娘ロゼッタの方だった。連合軍が上陸し、戦争終結のきざしが見えた頃、母娘は再びローマに歩いて帰ろうとするが、その道のりで2人が見せた葛藤はまさに“女”同士としてのものだった。が、そこをモロッコ兵士が襲い、2人は無惨にもレイプされてしまう。それからというものロゼッタは心を閉ざし、ただ傷を忘れるため夜の街に出歩くようになる。そんな娘の姿に心を痛めるチェジーラ。もはや2人の絆は取り返しがつかないかに見えた。が、再び母娘を訪れた悲劇が皮肉にも2人を近づかせた。ミケーレがドイツ軍に殺されたという報にロゼッタはただ母の胸にすがって泣くよりすべを知らなかったのである。

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作品データ

原題
La Ciociara
製作年
1989年
製作国
イタリア
配給
ウエスト・ケープ・コーポレーション
初公開日
1991年1月26日
製作会社
レテイタリア
ジャンル
文芸


[c]キネマ旬報社