令嬢ターニャ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
令嬢ターニャ
令嬢ターニャ
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令嬢ターニャ

1991年8月23日公開、148分
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昼は看護婦、夜は娼婦の二つの顔を持つ女が、結婚して移住した異郷の地で人生の真実に立ち向う姿を描いたドラマ。製作はアンデシュ・ビルケランドとウィリアム・アルドリッチ、監督は「メインストリートをオーケストラ付きで」('87・未)のピョートル・トドロフスキーで、自ら音楽も担当した。原作者のウラジミール・クーニンが脚本も兼ね、撮影はヴァレーリー・シュヴァーロフ。出演はエレーナ・ヤーコヴレヴァ、トーマス・ラウスティオラほか。

ストーリー

レニングラードで看護婦をしているターニャ(エレーナ・ヤーコヴレヴァ)は夜は娼婦という別の顔を持っていた。もちろんそのことを老いた母、アッラ(ラリーサ・マレヴァンナヤ)は知るよしもない。ある時、ターニャは客の一人であるスウェーデン人の技師、エドワルド・ラルソン(トーマス・ラウスティオラ)から、全てを承知の上で、という熱烈な求婚を受ける。しかし国外移住には両親の同意書が必要だった。幼い頃ターニャを棄てた父は今や寝たきりで、同意書のサインと引き替えに三千ルーブルを要求する。ターニャは憤るが、その金を工面するにはまた、“仕事”をする他なかった。そうした苦難を乗り越えてのストックホルムでの恵まれた新婚生活が始まった。しかし幸福は長く続かない。言葉の通じない異境での孤独な生活、習慣の違いからくる夫とのささいないさかいの連続、さらにはターニャの過去を言い立てる周囲の声まで重なって……。ターニャはまた働きに出ようと考えるが、看護婦の資格はここでは通用せず、職業紹介所で知り合った、スウェーデン人と結婚したものの離婚して、今はもとの娼婦に戻っているという女、ヴェラに自らの姿を重ね合わせ悲しみに暮れる。そんなある日、かつての娼婦仲間の一人が逮捕され、ターニャの名を出してしまったとの報がもたらされる。ターニャは残した母の身を思ってラルソンの反対を押し切ってレニングラードに急ぐ。しかし時すでに遅く、初めて知った娘の真の姿にショックを受けたアッラは自ら命を絶ってしまっていた。空港へ向かう車の中でターニャは何かを感じ取ったのか、深く泣きしずむ。その時、彼女の視界を対向車のヘッドライトが白くつつんだ。

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作品データ

原題
Интерлеьоука
製作年
1989年
製作国
ソ連 スウェーデン
配給
東宝東和(提供 東和プロモーション=日本海)
初公開日
1991年8月23日
上映時間
148分
製作会社
モス・フィルム=フィルムスターレット


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