心の香り:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
心の香り
心の香り
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心の香り

1992年11月14日公開
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祖父の元へ預けられた少年と、その土地の人々の交流を描く。監督は孫周、撮影は「太陽雨」の姚力、音楽は「紅いコーリャン」の趙季平が担当。

ストーリー

京京(フェイ・ヤン)は、少年クラブ京劇班に所属する京劇役者。彼の両親が別居したので、母方のおじいちゃん(チュウ・シュイ)に預けられた。年金生活者のおじいちゃんは、昔有名な京劇俳優だったが、妻の死後引退して、この南の町で暮らしている。おじいちゃんには蓮おばさん(ワン・ユイメイ)という恋人がいて、彼女も元京劇の女優で、熱心な仏教徒だ。京京が町に着いた日、台湾在住のおばさんの夫から、40年振りに戻るという手紙が来た。翌日、おじいちゃんは京京を小学校に短期入学させようとしたが、京京が上級生と喧嘩して入学を断られた。その罰で京京は家に閉じ込められるが、この時、隣家の娘珠珠(ハー・チエリン)と知り合う。その夜、酔って帰ってきたおじいちゃんは、京京の父親を罵倒し、お母さんの悪口も言い始めた。共同シャワー室で泣く京京の様子を見て反省したおじいちゃんが、京京の背中を流しながらやさしく尋ねると、京京は、両親が離婚すると自分はどこにも行くところがないと答えるのだった。川を昇る勇壮な龍船を見に行った日、蓮おばさんは京京を励まして、ここで生きていこうと言ってくれたが、台湾の夫が急死したことを聞き、ショックで寝込んであっけなく死んでしまう。おばさんの遺言である“超度(仏教用語で成仏すること)”の儀式をするお金のために、胡弓の名器を手に町へ出たおじいちゃんは、そこで京京の京劇の妙技を見た。おじいちゃんは京京の天賦の才を見抜き、葬式の時、京京に、自分の道は自分で選べ、というおばさんの言葉を伝え、京京は母親のもとへ帰るのだった。

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作品データ

原題
心香
製作年
1992年
製作国
中国
配給
TJC東光徳間
初公開日
1992年11月14日
製作会社
珠江映画製作所


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