カーニバル:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
カーニバル
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1935年公開
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「失恋相談欄」「爆弾の頬紅」のリー・トレイシーと「冷蔵庫の赤ん坊」「水兵上陸」のサリー・アイラースとが「鈍感パルーカ」「乾杯の唄」のジミー・デューラントと共演する映画で、「或る夜の出来事」「その夜の真心」を書いたロバート・リスキンのオリジナル・ストーリー並びに脚色を「激浪」「紅蘭」と同じくウォルター・ラングが監督映画化した。助演者は当年4才のディッキー・ウォルタース、フローレンス・ライス、フレッド・ケルシー、トーマス・ジャクソン等である。撮影は「駄法螺男爵」のアル・シーグラーの担任。

ストーリー

チック・トムソンはカーニヴァル・ショウの操り人形師で、とうぼく上がりのピアニストのフィンガース、助手のデイジーを相手に町々を打って歩いていた。チックの妻が男の子を分娩するとともに死亡した時、この子の祖父母たちは孫の前途を案じ法廷の力をもって孫を保養院に送ろうとした。チックはわが子プーチーを手放すにしのびず一座の人々と別れて、子供を抱いて姿を隠した。それから2年後、チックはドック・クロウフォードと名を変えて、再び世界博覧会の余興に姿を現した。密かに彼を恋していたデイジーは大いに喜び、プーチーの面倒を自ら進んで引き受けることとなる。だが、プーチーに母親のない事から面倒が起こったので、デイジーの心に気付かぬチックは他に母親たる可き女を探すのに熱中した。そしてホルブリックと言う女に一時心を引かされたのだが、その結果デイジーと喧嘩別れをしてしまう。ところが博覧会で優秀児童のコンクールがあった時、これに一等当選すればプーチーの躾けよろしいという事になりプーチーを手放さなくてもいい事になるだろうと言うので、チックはプーチーをコンクールに出した。フィンガースはここぞと活躍してインチキを働きプーチーを一等に当選させた。だが、発表の間際でこれが暴露し、警官に追われた際、チックはプーチーとはぐれる。そしてこの博覧会は失火して烏有に帰するが、プーチーは運良くデイジーに助けられていたのでそこでチックとフィンガースはやっと安心した。しかしそれも束の間、チックは詐欺罪で6か月の懲役に送られる事となる。その途端、チックはデイジーが母親になればいい、と忽然として悟った。で、チックとデイジーは結婚し、デイジーはプーチーとともにチックの出獄を待つこととなった。

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作品データ

原題
Carnival
製作年
1935年
製作国
アメリカ
初公開日
1935年
製作会社
コロムビア映画


[c]キネマ旬報社