レイニング・ストーンズ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
レイニング・ストーンズ
レイニング・ストーンズ
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レイニング・ストーンズ

1994年1月22日公開、コメディ
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貧苦にあえぎながらも娘のためを思って孤軍奮闘する男の姿を通して、イギリス社会の底辺に生きる人々の愛や痛み、社会の矛盾を悲喜劇調で描いたヒューマン・ドラマ。93年度のカンヌ国際映画際で侯孝賢の「戯夢人生」と共に審査員賞を分け合った。監督のケン・ローチ以下、製作のサリー・ヒビン、撮影のバリー・アクロイド、音楽のスチュワート・コープランド、編集のジョナサン・モリスと、同監督作品「リフ・ラフ」のスタッフが結集。脚本はジム・アレンが担当。出演はボイラーマン兼業で本作が初主演作となるブルース・ジョーンズ。歌手・女優のジュリー・ブラウン、本作が映画初出演の子役ジェマ・フェニックス、「リフ・ラフ」のリッキー・トムリンスンほか。

ストーリー

失業中のボブ(ブルース・ジョーンズ)は、一人娘のコリーン(ジェマ・フェニックス)の聖餐式(コミュニオン)のために、白いドレスを買ってやりたいと願っていた。同じく失業中の仲間のトミー(リッキー・トムリンソン)と慣れない羊泥棒をはじめ、金になることなら何でもやるが、なかなかうまくいかない。下水道掃除に行った教会のバリー神父(トム・ヒッキー)に生活さえままならないのに、そこまでして見栄を張る必要はないと諭されるるが、ボブは耳を貸さない。一方、職探しに街を歩き回るトミーに、娘のトレイシーは自分の財布から10ドル札を差し出す。軽口を言って受け取ったトミーだが、娘が去ると涙に肩を震わせた。ある日、ボブは妻のアン(ジェリー・ブラウン)とコリーンを連れて洋品店を訪れたが、ドレスの値段を聞いて驚く。彼はディスコの店員の仕事もクビになり、アンも裁縫工場を解雇されてしまう。しかし、何とかやりくりし、娘にドレスを買ってやることができた。式の前日、アンがコリーンのためにクッキーを焼いていると、突然高利貸しがやって来て、借金のかたにわずかな現金とアンの婚約指輪を奪い取っていった。事情を知ったボブは逆上し、トムの制止も聞かずにスパナを手に男の後を追う。格闘になった末に、車で逃げ去ろうとした男は駐車場の柱に激突し、息絶えた。ボブは借用書を抜き取ってその場を去る。身も心もボロボロになった彼は教会に駆け込み、神父に全てを打ち明けるが、意外にも「あんな男を殺したくらいで責任を感じる必要はない」と言う。聖餐式の日、厳かに式がとり行われ、一家は神父から祝福を受けた。

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作品データ

原題
Raining Stones
製作年
1991年
製作国
イギリス
配給
シネカノン
初公開日
1994年1月22日
製作会社
フィルム・フォー・インターナショナル=パララックス・ピクチャーズ・プロ
ジャンル
コメディ


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