怪我騒動:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
怪我騒動
怪我騒動
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怪我騒動

1928年公開
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「暗黒街」の原作者ベン・ヘクト氏が執筆した物語をトム・ジェラティー氏が脚色し、「タイタニック」「世話女房」等と同じくアラン・ドワン氏が監督したもの。主役は「喧嘩友達」「凸凹サーカスの巻」出演のチェスター・コンクリン氏で、「トロイ情史」のアリス・ホワイト嬢、「与太成功記」のサム・ハーディ氏、新人ジャック・イーガン氏、ポディル・ロージング嬢、デイヴィッド・トーレンス氏、ネッド・スパークス氏等が助演している。

ストーリー

ジョン・スローヴァルはニューヨークの地下鉄道の守衛を勤めて妻と娘のソフィーと3人辛くも生計を立てていた。ソフィーは中々のモダンガールでジョンを屁とも思わずビル・ヘッジェスという青年と相愛の仲になっていた。ジョンの友人フィリップ・ハードは以前は同じ地下鉄道の守衛だったが今ではコニーアイランドで遊覧客を相手に興行ををやっていた。コニー・アイランドに始めて遊びに行ったジョンはハードの商売を羨望した。ソフィーに懸想していて肘鉄砲を食ったハードは利益金の4分の1を与えるから娘を嫁に呉れとジョンに申込むとジョンは娘の気持ちなどにお構いなく承諾した。その翌日のことジョンは地下鉄のプラットフォームで群集に押されて線路上に転落した。折から驀進して来た電車に危うく轢殺されようとしたが急停車をしたので僅かに額に擦過傷を受けたのみでジョンは助かった。当時は選挙騒ぎの最中で地下鉄道会社とは反対の立場にあるウィリアム・オワード一派はこの守衛負傷事件を利用し、後援新聞にお客を救うために大負傷をした守衛の英雄的行為に対する会社側の態度を難ずる宣伝記事を麗々しく掲載した。驚いた会社側はジョンが過って転落したこと、ほとんど負傷していないことを声明すれば1万ドルを呈すると申し込んだが、ジョンは大勢の隣人達への虚栄進に駆られ買収などとは怪しからんとばかり小切手を破り棄てた。さてハードに頼まれた結婚式の夜が来たがソフィーはその時分には恋人のビルと新婚旅行に出かけていた。選挙が終わってホワードが当選したので彼の助力を乞うべくジョンは選挙事務所に訪ねて行ったが人々はも早用の無いジョンを相手にしなかった。万策つきたジョンが再び地下鉄道の守衛になった時、新婚旅行から戻って来たソフィーの婿ビルはその父親の広大な牧場の副支配人としてジョン夫妻を雇うという契約書を持って2人を迎えに来た。

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作品データ

原題
The Big Noise
製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
ファースト・ナショナル支社
初公開日
1928年
製作会社
ファースト・ナショナル映画


[c]キネマ旬報社